カフェで水を服にかけられて怒ってしまうマンガに賛否両論! 「不快な気持ちを振りまくのはよくない」「言うべきことは言うべき」
カフェやショップなどで突然、怒声を浴びせている人がいたら「何があったんだろう?」と思うと同時に、何となくイヤな気持ちになるという人は多いのではないでしょうか。
『妻は他人 だから夫婦は面白い』(KADOKAWA)が2017年11月22日に刊行されるさわぐちけいすけさん(@tricolorebicol1)が、「カフェで作業してたらブチギレている人がいたのでまとめてみました」といい『無駄に怒ってしまう時は「自分が被害にあった事実」しか見えていない』というマンガを『Twitter』で公開。これを見たユーザーからさまざまな意見が飛び交っていました。
無駄に怒ってしまう時は「自分が被害にあった事実」しか見えていない pic.twitter.com/4ScTaf4wXC
— さわぐち けいすけ (@tricolorebicol1) 2017年11月5日
「怒りやすい人」は被害に遭う(と感じる)、加害者をはっきりさせようとする後に、逃避・攻撃・交渉・相談の4つの行動に出るといいます。一方で「怒りにくい人」は、トラブルに遭っても周囲が見えていて「謎にポジティブ」だとしています。
このマンガに対しては、「悪気のなかった人に怒っても仕方ない」「不快な気持ちを振りまくのはよくない」「被害者になることで強い立場に立てると思っている人が多い」といった意見があった一方で、「よくないことを行ったので怒られる。信賞必罰は社会の規範」「言うべきことは言うべきだと思う」といった反応や「被害と状況によりにけりでは」「この場合は怒らなかったことで得なことがない」といった声もありました。
賛否両論が沸き起こったこのマンガ。さわぐちさんは「ついつい怒ってしまい後で悔やむ、自分を恥じるなどの状況を減らせたら良いな、というイメージで描きました」といい、ネット上で「今回の話題に無関係の“怒りっぽい人”をあぶり出してしまいました。めげずに少しづつ良い話を描けるように努力します」と語ってくれました。
怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメントの考え方では、「持続性のある怒り」「強度が高い怒り」「頻度が高い怒り」「攻撃性がある怒り」の4つに分類されていますが、このマンガで描かれたのは「強度が高い怒り」と「攻撃性がある怒り」が合わさっているように見えます。「攻撃性がある怒り」の場合、その場を離れるという対処法が有効とされているので、「逃避」をすることが他の人にイヤな思いをさせない行動であるともとれます。
誰もが怒りたくて怒っているわけではないはず。思わず怒りそうになった時は、一度冷静になって自分がどのような感情なのか、把握する必要があるのではないでしょうか。
※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/tricolorebicol1/status/927072424805285888 [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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