コミュニケーション下手でも盛り上がる会話テク
初対面の人と何を話していいかわからない。一生懸命話してもうまく相手に伝えられない。人と話すのが苦手。そんなことはないだろうか。
確かに「話す」ことは苦手かも知れない。だが、「聞く」ことはどうだろうか?
コミュニケーション改善を指導する講師として活躍中の松橋良紀氏が執筆した『話さなくても相手がどんどんしゃべりだす「聞くだけ」会話術』(ダイヤモンド社/刊)では、自然と相手が話しだしてしまう聞き方の型を伝授する。「人の話をまったく聞かない、話すのも苦手」という営業マンだった20年前の松橋氏を主人公に7割事実、3割フィクションの小説仕立てとなっている。
会話がうまくなるには、テクニックが必要だが、ここで紹介されているのがNPLという面接の技術だ。
例えば会話の時、相手のアゴの動きを観察して、自分のアゴの動きを相手に合わせてみよう。そうすると、心の波長が合い、無理にこちらがしゃべらなくても自然と相手が話し始めてくれるという。
また、オウム返しも有効だ。話している相手の言葉の一部分を繰り返すことで、相手が「この人は自分の話を聞いてくれている、自分を理解してくれている」という印象を持ってもらえる。会話は相手のことを知ることが、とても大事。オウム返しは相手を知るための手段としてとても有効なのだ。
相手が話好きで、勝手にたくさんしゃべってくれれば、「アゴの動きを合わせる」「オウム返し」のテクニックを駆使して話を聞くことができるが、もし、相手が無口だったらどうすればいいのか?
そのときは、相手の仕草をまねればいいのだ。無口な人でも手や目は動かしている。その動きをまねることで共感を得やすくなる。注意するのは、ただ真似をしないこと。気づかれると、相手は馬鹿にしているのかと怒ってしまうかもしれない。小さく合わせるのがコツだ。相手の動きを縮小コピーするイメージで、小さくなぞる。他にも重心を合わせる、相手と同じ方向に視線をもっていくのも有効的だ。
話すのが苦手でも、聞くことはできるはず。これらのテクニックを駆使して聞き上手になれば、話下手、コミュニケーションで悩むことも、もうなくなるかもしれない。
(新刊JP編集部)
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