芽キャベツの栄養や下ごしらえ、おいしいレシピをご紹介!
キャベツのミニチュアのような、芽キャベツ。スーパーで見かける機会も増え、そのかわいらしい姿は目を引きますが、実は食べ方がいまひとつよく分からないという方もいるのでは?そこで、今回は芽キャベツをクローズアップ。その栄養価やおいしい食べ方を知れば、きっと食べてみたくなるはずです!
1株に50個以上できる、子だくさんのキャベツ
芽キャベツは、分類上れっきとしたキャベツの仲間。見た目が似ているため「キャベツの芽」「キャベツの未熟な状態」と思われるかもしれませんが、下のイラストにあるように原種となるケールから分化する過程で、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどと共に生まれた品種です。葉の付け根のわき芽が直径3cmほどに結球したもので、1株に50個以上の実ができることから、別名「子持ちキャベツ」とも呼ばれています。原産地はベルギーで、旬は12~2月です。
ビタミンCも食物繊維もキャベツ以上
可食部100gあたりの栄養素の含有量をキャベツと比べると、ビタミンCは約4倍、食物繊維は約3倍、ビタミンB2は約7倍、β-カロテンはなんと約14倍も含まれ、小さいながらも栄養がぎゅっと詰まっています。さらに、芽キャベツの中でも結球しない品種の「プチヴェール」には、カルシウム、鉄、ビタミンC、葉酸などが豊富に含まれています。
見た目のかわいらしさが料理のアクセントに
芽キャベツは甘みの中にほのかな苦さがあり、バター炒めやシチューなどの洋風料理に向いています。見た目もコロコロしてかわいいので、そのままフライにするのも美味。サラダにしても、おいしさを存分に味わうことができます。
芽キャベツとれんこんのサラダ(2人分)
沸騰した湯400mLに塩小さじ1/2を加え、芽キャベツ150gを入れて4~5分茹でる。
れんこん60gは厚さ2~3㎜の輪切りにして、水にさらす。鍋に酢・水各大さじ1、砂糖大さじ1/2を合わせ、サッと煮て取り出す。
マヨネーズ大さじ1/2、練りごま・酢各小さじ1、砂糖少々を合わせ、[1][2]をあえる。
寒くなる晩秋から冬にかけて、甘みも増す芽キャベツ。ぜひ身近な野菜として、食卓に取り入れてみませんか。
[ケール]サラダにも炒めものにも!含まれる栄養素や食べ方
青汁の原材料になるケールはビタミンC、E、Kなどが豊富な緑黄色野菜。苦みを和らげておいしく食べるコツを紹介します。
最終更新:2018.07.02
文:窪和子
写真:小林友美
図版:KWC
監修:カゴメ
参考文献:
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)
出典:
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
農業産業振興機構
http://vegetan.alic.go.jp/vegetable_osusume/270309_osusume.pdf
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/iroiro/1104/iroiro.html
農林水産省
増田採種場
レシピ提供:ベターホームのお料理教室
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