無印良品に聞く! ふたりで初めて暮らす部屋のつくり方【応用編】

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無印良品に聞く! ふたりで初めて暮らす部屋のつくり方【応用編】

前編「無印良品に聞く!ふたりで初めて暮らす部屋のつくり方【実例編】」では、無印良品のアイテムを使ったHさんの家を紹介したが、今回の【応用編】では「同じ間取りで別のカップルが住んだら」をシミュレーション。自分にぴったりな提案を探そう。

シミュレーションのベースとなるHさんの部屋を軽くおさらい

東京都に住むHさんは結婚3年目のアラサー夫婦。生活サイクルがまったく違うふたりがこだわったのは、一緒の時間を楽しめるプラン。リビングをLDKの中心に設けた「DLK」の反転プランにより、明るい窓辺にダイニングを設けることができた。暮らしの中心となるリビングは、壁面収納ですっきり広々とした印象に。寝室は間仕切りを兼ねた収納で便利さをワンランクアップさせた。【画像1】リビングをすっきりと見せる壁面収納と、明るい窓辺のダイニングが特徴(写真撮影/片山貴博) 【画像1】リビングをすっきりと見せる壁面収納と、明るい窓辺のダイニングが特徴(写真撮影/片山貴博)【画像2】天井までの収納が間仕切り代わりに(画像提供/良品計画)

【画像2】天井までの収納が間仕切り代わりに(画像提供/良品計画)

【シミュレーション1】大きなテレビを置いてホームシアター風に

想定したのは、お互いに持ち物が多く、スッキリしまえるか心配なふたり。「たっぷり収納したい、でも圧迫感を出したくない。大きいテレビを置いて、ふたりでゆったり映画を楽しみたいけれど……部屋はそんなに広くないし、諦めなきゃいけないのかなぁ」という声に対して、無印良品が提案するプランは……?

「リビングの一番幅のある壁に、低い横長の収納を配置してみてはいかがでしょう。高さを抑えることで圧迫感が解消され、重厚な色味の家具も取り入れやすくなります。また、リビングからキッチンまでひと続きにすることで、境界がなくなり、部屋が広く感じられます」

収納は扉つきタイプを選ぶことでよりスッキリとした空間に。その分、こだわりの家具や雑貨が映えるのだとか。【画像3】ホームシアターのようにゆったりと映画を楽しめるリビングに(画像提供/良品計画)

【画像3】ホームシアターのようにゆったりと映画を楽しめるリビングに(画像提供/良品計画)

大きいテレビを置いて映画を……という希望は「家具のレイアウト次第で可能です」。壁面に大きな収納スペースを確保することで「ホームシアターのようなゆったりした空間が生まれます。遮光カーテンを閉めて、白い壁面に家庭用プロジェクターで映像を映してもいいですね。また、ソファを1シーター×2台にすると映画館のような過ごし方ができます」

なんだか家でもデート気分を味わえそうなプランです。【画像4】寝室に置く家具は、シングルサイズより横幅が小さいスモールサイズのベッド2台のみに。2台並べればクイーンサイズと同じ大きさになります。最低限の小物は「壁に付けられる家具」に置き、ベッド以外の家具のない快適な就寝環境に(画像提供/良品計画)

【画像4】寝室に置く家具は、シングルサイズより横幅が小さいスモールサイズのベッド2台のみに。2台並べればクイーンサイズと同じ大きさになります。最低限の小物は「壁に付けられる家具」に置き、ベッド以外の家具のない快適な就寝環境に(画像提供/良品計画)

【シミュレーション2】LDをひとつにしてみんなで過ごせる部屋に

想定したのは、ワンルームから1LDKの部屋に引越す、パーティー好きなふたり。「友人や家族を自宅に呼びたかったけれど、今まではワンルームでできなかった。でも今回の引越しで部屋が増えるので、人を招くのが楽しみ。みんなで集まってワイワイ過ごしたい」……そんなカップルに無印良品が提案するプランは?

「LDをひとつにしたプランで、スペースを有効活用。友人や家族を家に呼びたいなら、みんなで一緒に座れる大きなソファがおすすめです。2人寝られるくらいの大きさがあれば、お泊まりも可能で、来客のないときものびのびとリラックスできます」。ちなみにこの『ユニットソファ』は、スペースや暮らし方に合わせて組み合わせられるのが特徴。「L字に配置して空間を有効活用でき、搬入もラクラクです」【画像5】ソファもキッチン収納もL型にすることでさまざまなメリットが(画像提供/良品計画)

【画像5】ソファもキッチン収納もL型にすることでさまざまなメリットが(画像提供/良品計画)

また、テーブルの選び方もポイントに。「丸テーブルはどの角度からも使えるので、L字のソファのメリットを最大限に活かせます」。なお、無印良品では脚をカットして長さ調節することが可能(プラス4000円)。ソファの高さに合わせてカットすればより快適に使えそうだ。

リビングとキッチンの間にL字型のシェルフを設けたのもポイント。「くつろぐ場所、料理する場所をゆるく間仕切ることで、暮らしにメリハリが生まれます」。ドアを開けた正面にお気に入り小物を飾るのもよさそう。

寝室は、ベッドを収納でぐるりと囲んだのがポイント。「広くない空間にも収納力を確保しますが、薄型で背板のない収納を使えば見た目の圧迫感もありません」。【画像6】ベットまわりに配置した収納は、携帯電話や読みかけの本など、ちょっとしたものを置いておくのにも便利(画像提供/良品計画)

【画像6】ベットまわりに配置した収納は、携帯電話や読みかけの本など、ちょっとしたものを置いておくのにも便利(画像提供/良品計画)

どの提案を見ても、特別な家具を選んでいるわけではないことが分かるはず。シンプルな家具こそ、配置の工夫によってさまざまなシチュエーションに対応できるというわけだ。自分たちが、どんな暮らしがしたいのかについてよく話し合い、ショップのスタッフにもどんどん相談して、理想の暮らしを手に入れよう。

シミュレーション作成/無印良品 ららぽーと新三郷 インテリアアドバイザー 福田 実●取材協力

・良品計画
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