【期間限定でアニメ公開中】舞台『プリズム・ナナ』の稽古場を独占取材! 玉川来夢「細かい動きにも注目してください」
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2015年にオリジナルアニメーションとして制作された『まじかるすいーと プリズム・ナナ』が、オッドエンタテインメント主催のもと、舞台『まじかるすいーとプリズム・ナナ ザ・スターリーステージ』として、東京・サンシャイン劇場(池袋)で公演する。
公演期間は、2017年9月13日(水)~9月18日(月・祝)の全8公演。メインキャストは、『月刊Popteen』専属モデルの前田希美(柊マコ/ライトニングナナ)、元『NMB48/AKB48』メンバーの三秋里歩(鷲岡至/ヒートナナ)、『AIKATSU☆STARS!』メンバーの遠藤瑠香(浅木飛鳥/アースナナ)、元『Dream5』メンバーの大原優乃(織部琴音/アクアナナ)、舞台女優・歌手の栗生みな(吠埜りいの)の5名が決定している。
その他、女優の玉川来夢(菅原亜子)や八坂沙織(静御前)など、総勢33名(アンサンブル含む)の女性キャストが出演する。さらに、本作のナレーションはオリジナルアニメーションで鷲岡至役を演じた声優・三森すずこが行うなど、豪華キャスト陣が当日の舞台を盛り上げる予定だ。
近年、ガールズ演劇が注目を浴びている最中、アニメ作品の舞台化という一つの挑戦を試みる本作に期待が高まりつつある。そこで今回は、舞台稽古の様子と作品について紹介する。
舞台を観る前にオリジナルアニメーションでストーリーをチェック
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アニメファンの中には『プリズム・ナナ』の作品を知らない人も少なくないかもしれない。原案のオリジナルアニメーションは、『夢を叶えたい…!? 希望のアドバンス[前編]』、『メダルの国のハロウィン~ノリコと妖精~』、『星空編』が制作された。
その中から、今回は”星空編“が舞台化されることとなり、新たな内容も加わったオリジナルストーリーで進行している。けれども、読者のなかには「星空編を知らないから、舞台を見に行ってもわからないかも……」と不安になっている方はいないだろうか? 心配ご無用!!
現在、2017年9月18日(月・祝)までの期間、『YouTube』で星空編を見ることが可能になっている。
まずは星空編のアニメーションを見て、舞台公演前にストーリーを知ってみるのはどうだろう!
メインキャストたちが作り出すキャラクターたちの姿
アニメやマンガ原作の舞台では、登場人物たちのイメージを崩さないように役者や劇団スタッフも力を入れている。
現在、メインキャラクター5名のビジュアルが公開中だ。
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前田希美(柊マコ/ライトニングナナ)
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三秋里歩(鷲岡至/ヒートナナ)
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遠藤瑠香(浅木飛鳥/アースナナ)
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大原優乃(織部琴音/アクアナナ)
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栗生みな(吠埜りいの)
パッと見ただけでは、キャストの素顔とキャラクターが一致しないようにも思える。それだけ、この舞台を作るスタッフやキャストたちの気持ちが強いことが伝わってくる。その他のキャストメンバーのビジュアルもSNSなどで公開されはじめているので、併せて見てみるのもありかもしれない。
本番に向けて出演キャストたちの本気を稽古場から密着取材
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松本稽古(中)
歌あり、ダンスあり、アクションシーンありの舞台『まじかるすいーとプリズム・ナナ ザ・スターリーステージ』は、着々と形作られていた。その中でも、アンサンブルのダンスは、サンシャイン劇場のステージの広さを最大限に利用したパフォーマンスで踊ることを想定している。
本舞台のダンスの振り付けを担当している松本稽古は「今回は歌の物語なので、歌に込められた想いや感情が人によってそれぞれなので、それぞれの楽曲の魅力がわかるように意識して振り付けをしています」とダンスについて話した。
松本も本舞台で役者として出演していて、ダンス指導と演技を並行するという状態だが、より役者の近くで演技を見ることができるため、作品を深めるための表現に活かせていると明かす。さらに、各役者の持ち味を引き出すために相手を好きになり、その人だから引き立つダンスを大切に考えていると教えてくれた。
松本は、「ダンスとストーリーにもリンクする部分があり、一度だけでなく、二度見ることで意味がわかる要素も盛り込まれています」とコメント。そんな彼女にダンスの”見せる“ポイントについて質問すると「私は全身を使ったダンスを考えることが多いんですが、見ている人にも感動が届く振り付けを考えています。歌とダンスが繋がったときの感情を意識して見てみると面白くなるかもしれません」と答えた。
メインキャストたちの気持と稽古中の様子
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三秋里歩
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大原優乃
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遠藤瑠香
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栗生みな
稽古中のキャストたちの表情は真剣そのもの。キャストではなく、自分たちの演じるキャラクターになりきる光景が目の前で繰り広げられた。アニメ本編でもシリアスなシーンがいくつかあったが、それを舞台上でどのように表現するのか期待がふくらんでいく。
ダブルキャストの齋藤彩夏・みきちゅのコラボレーション
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みきちゅ(左)、齋藤彩夏(右)
本公演でダブルキャストの『ナターシャ』役を演じる齋藤彩夏とみきちゅが、稽古場で共に演技を行った。本番では二人は一緒に演技することはないが、今回はナターシャが仕える『マリエトア』役の代役として齋藤が役を演じた。
ナターシャは物語のキーポイントとなるキャラクターで、感情の起伏を要求される役どころ。みきちゅは情感あふれるセリフで、マリエトアに対する気持ちを演じきった。当日の公演ではどんな演技を見せてくれるのか、”齋藤”・”みきちゅ”それぞれのナターシャを楽しみに待ちたい。
キャスト・キャラクターを見守る玉川来夢が舞台について語る
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舞台稽古終了後に、女優の玉川来夢にインタビューを行った。
ーーまずは今日の舞台稽古を終えての感想をお願いします。
玉川来夢(以下、玉川):公演日まで一週間近くになって、全員で動きやダンス、歌などを通し稽古で振り返りました。より深い部分まで形作っていたので、最後まで通すことはできませんでしたが、見どころ満載で、見応えのある舞台になっていると感じています。
ーー玉川さんといえば、普段は殺陣を行う役が多い印象ですが、この作品ではキャラクターたちを見守るポジションとして舞台に立ちます。
玉川:そうですね! でも、見守る側として、キャラクターたちの心情や動きなど、勉強になることがたくさんあります。アクションシーンはありませんが、小ネタやリアクションなど、細かい部分にも注目していただけると嬉しいです。
ーー玉川さんを知っている人にとっては、これまでと違う印象を探す面白さもありそうです。
玉川:実は、演出家の(松多)壱岱さんが「来夢が華奢な役をやるなんて珍しいね」と言っていたので、意外な一面が見れるかもしれません(笑)。
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ーー今回はガールズ演劇の舞台ですが、玉川さんは女の子が稽古しているときはどのような感じでしょうか?
玉川:今回、私は歌やダンスはしませんが、みんなの稽古を端から見ていると「キャー!」って、小さい声で言っています(笑)。休憩中には仲の良いキャストの子に抱きついちゃうことも……。
ーー玉川さんの人柄が伺えます!
玉川:まだセリフや立ち位置を覚えないといけないので大変ですけど、亜子が自分の中で完成したら、本番では玉川来夢が前面に現れるかもしれません。
ーーそこはなるべく抑えていただいて(笑)。
玉川:でも、みんながいつも台本を読んで、役と向き合う時間を作ってくれていることがわかります。素敵なキャストメンバーが集まった舞台なので、カワイイだけじゃなく、歌やダンス、演技ができる最高の座組だと思っています。
ーーちなみに玉川さんのキャラクターで、”カワイイ部分”はありますか?
玉川:私の役は長年生きているキャラクターなんですけれど、ニックネームが特徴的だったり、お茶目さがあったりします。
ーー愛嬌がありそうですね!
玉川:あと、私はキャストメンバーやキャラクターを愛しています! そうすると、みんなも私のことを愛してくれるんです。お互いを愛する気持ちを見ている人が感じ取ってくれたら、カワイイ部分を見つけてもらえるかなって思っています!
舞台情報
《公演日程》
9月13日(水)〜18日(月・祝)
全8公演(予定)
9月13日 水 ①18:00(A)
9月14日 木 ②18:00(B)
9月15日 金 ③18:00(A)
9月16日 土 ④13:00(A) ⑤18:00(B)
9月17日 日 ⑥13:00(B) ⑦18:00(A)
9月18日 月 ⑧13:00(B)
(A)=みきちゅ (B)=齋藤彩夏《劇場》
サンシャイン劇場(東池袋)
〒170-0013 東京都豊島区東池袋3丁目1−4 サンシャインシティ文化会館《チケット》
SS席9,800円(特典付き11,500円)
S席8,300円(特典付き10,000円)
A席6,800円
B席4.800円
※特典内容: 公演パンフレット(非売品ブロマイド付き)
※SS席特典付き、S席特典付きは、当日販売はありません
※SS席、S席内の同じ席で、通常のSS席、S席か特典付きSS席、S席は選択出来ます。
特典は、公演当日会場にて引換になります。
※全席指定 未就学児入場不可《チケット発売日》
・キョードー東京 0570-550-799
・チケットぴあ http://w.pia.jp/t/prism-nana/[リンク]
0570-02-9999(P コード:480-598)
・ローソンチケット 0570-084-003(L コード:31328)
・e+(イープラス) http://eplus.jp[リンク]
・Confetti(カンフェテイ) http://confetti-web.com[リンク]
0120-240-540
・サンシャイン劇場窓口 14:00〜18:00公式サイト:http://www.odd-inc.co.jp/stage/prismnana/[リンク]
公式ツイッター:@odd_information[リンク]
※稽古場写真は記者撮影
※サムネイル、ビジュアル写真は公式からの引用(使用許可済み)
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(執筆者: バラン野島) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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