第52回 ついにリリース!「MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE」の魅力とは?

第52回 ついにリリース!「MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE」の魅力とは?

『スパイダーマン:ホームカミング』『ワンダーウーマン』の公開も一段落しましたが
(でもまだまだ絶賛上映中なので観にいきましょう。映画、日本語、IMAX、4DXといろいろなバージョンを楽しみましょう!)
福岡ではマーベル展http://marvel.disney.co.jp/exhibition.htmlが展開されていますし、
秋の夜長にピッタりのアメコミ・ヒーロー ドラマ「インベージョン! 最強ヒーロー外伝」https://warnerbros.co.jp/tv/invasion/
Netflix「ディフェンダーズ」、
そしてゴーストライダー登場の「エージェント オブ シールド」http://www.wowow.co.jp/detail/110471も登場!
アニメ「フューチャー・アベンジャーズ」http://dlife.disney.co.jp/program/marvel_starwars/future_avengers.html
も放映中! 翻訳本も続々リリースとまだまだアメコミで楽しめます!

そして秋の夜長で”アメコミる”のにピッタリなのがこれ!
ついに「MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE(マーベル VS. カプコン:インフィニット<MVCI>)」が9月21日リリースされます。

『スパイダーマン:ホームカミング』の時に、本作のアドシネ=劇場で流れるCMがかかっていたので観た方も多いのでは?
これはマーベルのヒーロー・キャラとカプコンの「ストリートファイターⅡ」や「モンスターハンター」「バイオハザード」「ロックマン」等のゲームに出てくるキャラ同士を戦わせることが出来る格闘ゲームです。

カプコンさんというのは日本にアメコミ文化を根付かせた立役者の一人です。
90年代に米製のX-MENのアニメが日本で放送されときの番組スポンサーで。それが縁でX-MENやマーベル系のゲームをリリース。ゲームセンター(アーケード)や海外で人気を博し、”マーベルもの”はカプコンさんにとってもドル箱コンテンツになりました。そしてその延長でマーベルのキャラとカプコンのキャラを戦わせるゲーム、マーヴル VS. カプコン=マヴカプが生まれたのです。(当時MARVELはマーヴルと表記されていたので)

そして満を持しての最新作「マーベルVSカプコン インフィニット(MVCI)」です。
予告や登場キャラは公式サイトhttp://www.capcom.co.jp/mvci/で確認していただくとして(なおこのゲームはこの先ダウンロードで使えるキャラも増えていきますよ)
今回のMVCIが今までと違うのは、ストーリーがあることなんです。今までのシリーズは”なんとなく2つの世界のキャラを戦わせることが出来る”だったんですが、今回は大きな世界観があって、マーベルの世界とカプコンの世界が、あることをきっかけに融合してしまい、結果、マーベルとカプコンの世界のヒーロー同士、ヴィラン(悪役)同士が手を組んで・・みたいな流れです。

僕は今年のサンディエゴ・コミコン(SDCC)で、このMVCIのパネル(発表会)に参加したのですが、ゲームのプロデューサーが、マーベルもカプコンもストーリーや世界観を大事にするコンテンツなのでキャラのコラボだけではなく、物語的なことも融合させたかったと言っていました。

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その象徴が、今回のゲーム上のボスキャラ的ヴィランである、ウルトロンΣ(シグマ)。ウルトロンはアベンジャーズ映画2作目『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にも登場した機械生命体。Σはカプコンの人気ゲーム「ロックマン(海外ではメガマンと言います)」シリーズの強敵です。こいつも機械人間系=レプリロイドで、2つの世界が融合した時、お互い機械人間だから、有機体の肉体を持つ者=つまり人間とかが嫌いということで意気投合、合体しちゃうわけです(笑)

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面白いのはゲームのステージ設定が、やっぱりマーベルとカプコンの世界が融合した舞台となっていて、
*マーベルの「マイティ・ソー」の故郷アスガルド王国と「ロックマンX」のアベル・シティが融合しXgard(Xガード)
*マーバルの「ブラックパンサー」(映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で最後にキャプテンたちが匿われるアフリカの国)の故郷ワカンダと「モンスタハンター」のバルバレ村が融合してValkand(バルカンダ)
*マーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のノーウェア(映画だとコレクターはここにいました)と「ストライダー飛竜」のザ・サードムーンが融合してKnowmoon(ノウムーン)
*マーベルの悪の組織A・I・M(映画『アイアンマン3』に設定を変えて登場)と「バイオハザード」のアンブレラ社が融合してA・I・Mbrella(エイムブレラ)
というわけです。
凝っているでしょう?
SDCCでお披露目になったA・I・Mbrellaの映像演出では、スパイダーマンと「バイオハザード」のクリスという”ソニーピクチャーズつながり”のキャラが共演していましたから(笑)

またこのゲーム・シリーズはこれからマーベル・シネマティック・ユニバースで紹介されるキャラが登場するのも話題で、11年発売の「マヴカプ3」の時は、14年の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を見越してロケットが登場していました。今回はなんといっても19年ブリー・ラーソン出演で映画化される”キャプテン・マーベル”の勇姿が。
http://www.capcom.co.jp/mvci/character/captain-marvel.html#

さらに次の『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』で描かれるハズのインフィニティ・ストーンおよびインフィニティ・ガントレットも登場! まさにカプコンさんが作ったインタラクティブなアベンジャーズ映画と言ってもいいでしょう!
なのでマーベル好きなら押さえておきたいゲームの一つだし、また格闘ゲーム苦手な人でもガチャガチャいじってたら、必殺技が出たりと楽しいのです!
レッツ プレイ!

(写真・文/杉山すぴ豊)
※写真はSDCCのMVCIのパネルの様子

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