【どんなクルマと、どんな時間を。】スバル サンバートラック(現行型) × 一緒に家庭菜園を楽しむ仲良し夫婦
車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは『どんなクルマと、どんな時間を。』?
▲夫婦で趣味の庭いじりを楽しんでいるそう。取材時も庭には様々な野菜や果物で彩られていた
夫婦の趣味は庭いじり、それには軽トラが欠かせない
宗和(そうわ)さん夫妻の趣味は庭いじり。3年程前、淡路島の小高く見晴しの良い場所に新築で今の家を建てたのを機に、庭いじりの趣味が本格的になっていったそうだ。拝見したお宅だが、誤解を恐れずに言えば周りの家の中で“浮いて”見える。それほど素敵な家ということだ。聞けば北欧メーカーの注文住宅で、明るい外観と木の香りに包まれた室内と、明るい日が差し込む洋風の窓ガラスが特徴的。窓からは眼下に広がる棚田とその向こうに大阪湾がキラキラと光って見える。
庭に目を向けると全面に芝が敷かれ、広いウッドデッキの横には家庭菜園。今はナスやキュウリ、トマト、ゴーヤ、イチゴなどを育てているそうで、来年はご主人が好きなイチゴだらけにと考えているそうだ。
▲大きな窓からは自慢の庭が見渡せる。来年はイチゴだらけの庭にしたいとのこと
農家でも漁師でも自営業でもないけど足クルマとして選んだのは軽トラ
庭の奥にあるカーキ色の軽トラが、手入れの行き届いた素敵な庭に妙にマッチしている。この軽トラこそ庭いじりをはじめ、宗和さんの生活に欠かせない車なんだとか。園芸用の土や道具の運搬はもちろん、農家である奥さまの実家からお米や野菜を頂いたときも、泥が付いたまま気にせず荷台に載せてくるのだそうだ。
また、宗和さんが仕事で漁港を訪ねるときも、この軽トラで行くと漁師さんたちのウケが良いのだそう。ちなみに宗和さんは農家でも漁師でも自営業でもないが、軽トラをマイカーとして選んで乗っているのだ。
「漁港に高級車乗り付けたらイヤミになるやろ?(笑)」とケタケタ笑うが、聞けば宗和さんほどの軽自動車好きもなかなかいない。特に好きなのが以前所有していた“スバル製”のサンバーディアスワゴンとのこと。
かつて学生時代に住んでいた岩手県三陸町(現:大船渡市)が東日本大震災で被災したときには、当時お世話になった方にサンバーディアスワゴンで物資を運び、そのまま車を使ってくれと置いてきたそうだ。数年後、車を引取りに行ったとき、すでに走行距離は10万kmを超えていたが、絶好調ぶりは何も変わらず、そのタフさにあらためてほれ直したのだとか。
▲趣味も仕事も普段の買い物も!サンバートラックは宗和家に欠かすことができない存在
現在所有しているサンバーは実はダイハツ製のOEM車だ。スバル製の軽自動車復活を切望する一方、それでもスバルエンブレムを選ぶところが宗和さんらしい。
―ちなみに奥さまの車は?
「レガシィアウトバック……。どんだけスバル好きなんやろな(笑)」
~どんなクルマと?~
■サンバートラック(現行型)
農業や建設業、運送業など幅広い業種で活躍する軽商用トラック。ダイハツ ハイゼットトラックのOEMモデルにあたる。軽トラックに求められる積載性や耐久性、防錆性能などの基本性能が高められている。また、室内の広さと快適さが確保されていたり、運転席から手の届く範囲に大型オープントレイが備えられるなど、利便性が高められているのも人気の理由。
▲今回のモデルはキャビン部分が広々している“グランドキャブ”。軽トラながらリクライニングシートなど快適装備も充実している
~どんな時間を?~
■「夫婦で趣味を楽しむ時間」
▲取材が終わるまでスバルへの愛を語り続けていた宗和さん この車を探してみる 連載「どんなクルマと、どんな時間を。」過去の記事はこちらtext/編集部 大脇一成
photo/篠原晃一
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