昨晩のつまみの残りで作った、とは言わないでおこう。大人のタシナミ「焼きしんじょ」

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そうそう、前にこんなの作りましたっけ。

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今日は、そんな残りのミックスナッツが“女将がいる小料理屋さん”で出てくるような大人のツマミになるよ、というお話。

ふわっふわなはんぺん&ぷりっぷりなエビ、そしてザクザクとしたナッツ(あらためて、昨晩の酒のつまみの残りとは言うまい)を合わせた不思議な食感。それが今回紹介する「海老とナッツのふわふわ焼きしんじょ」です。

味付けは超シンプル! 元々はんぺんに味が付いているので、マヨネーズと塩少々を足したくらい。しんじょのタネはビニール袋でマゼマゼ、モミモミすればOK! 和がらしをつけたり、箸休めに紅ショウガが合いますよ。臭みもとれて食感もアップするひと手間、むきえびの簡単な下処理もあわせてご紹介します!

魚屋三代目の「海老とナッツのふわふわ焼きしんじょ」

【材料】作りやすい分量(2~3人前)

はんぺん 2枚(1枚100gくらいの物) むきえび 200g ミックスナッツ(素焼き) 30g マヨネーズ 大さじ1 塩、油(サラダ油など) 少々 お好みの葉物野菜(今回はサラダクレソン) 適量 和がらし、紅しょうが お好みで

作り方

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1. 下処理をしたむきえびを半分に分け、半分は包丁でたたいて細かくミンチ状に、もう半分は3~4等分に切っておきます。

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ミックスナッツをビニール袋(厚手タイプが良い)に入れ、すりこぎなどで粗めに砕いておきます。はんぺんは別のビニール袋に入れ、かたまりがなくなるまで手でよくもみほぐします。

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2. 1のはんぺんにミンチ状にしたむきえびと砕いたナッツを入れ、マヨネーズと塩を加えてよくもみタネを作ります。大きめに切った方のむきえびに片栗粉(分量外)をまぶし、はんぺんのタネに加えて混ぜておきます。

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3. 2のタネをピンポン球くらいの大きさにとりわけ、空気を抜きながら平たく小判形に成形します。熱したフライパンに少量の油をひき、成形したタネを弱火で焼き始めます。

※片面をじっくり4~5分ずつ焼くときれいに焼き色がつきますよ!

4. 器に葉物野菜を盛り付け、「焼きしんじょ」を盛り付けます。お好みで和がらしと紅しょうがを添えてください。

焼き始めたらしばらくはさわらないで! これ大事!

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ふんわりと仕上げた「焼きしんじょ」、上手に焼くコツは一度焼き始めたらさわらないこと。焼いている面が気になって何度も持ち上げたり、動かしたりするとせっかくの「焼きしんじょ」が崩れちゃいます。弱火で4~5分焼いても焦げることはないです。焼いている面にしっかりと焼き色がついたらもう片面を焼きましょう。

今回はフライパンで焼きましたが揚げてもおいしいです! ザクザク食感がお好きな方はミックスナッツ増量で。

あっ!! 日本酒が恋しくなるこの「焼きしんじょ」、じつはバンズやサンドイッチパンで挟んでもおいしいかも!!! お好みの野菜やタルタルソース、ケチャップなどカスタマイズ出来そうな予感……。(ゴクリ)

酒の肴に、魚屋の小話~むきえびの簡単下処理~

えびは下処理をしっかりするとクセや臭いなどがなくなり、食感も良くなります。その下処理もおさらい程度に説明しますね。

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1. えびの背ワタを竹串でゆっくりと引き抜くように取る。(海老の背に包丁を入れて、背ワタを洗い流すように取り除いてもOK)

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2. ボウルに背ワタを取ったえびを入れ、塩を加えて軽くモミ、片栗粉と水を加えてさらにもみ込みます。(海老200gに対し塩は小さじ1弱、片栗大さじ1、水大さじ2が目安です)

3. 流水で洗い流し、しっかりと水気を切っておきます。

作った人:魚屋三代目

魚屋三代目

本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で50年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。 ブログ:魚屋三代目日記 ホームページ:鮮魚 魚武

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※この記事は2017年8月の情報です。

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