ラク掃除!【畳のカビ】を除去&予防するワザとは

ラク掃除!【畳のカビ】を除去&予防するワザとは

畳に生えてしまったカビを取り除く、消毒用エタノールを使った掃除方法をご紹介。さらには畳にカビが生えてしまう原因と合わせて、その対策方法もご紹介します。畳ならではの意外なカビ予防法も、合わせてチェックしてみてくださいね。

目次

畳にカビが生える原因

畳に生えたカビを取る方法

畳に生えるカビを防止する、4つの対策法

 

畳にカビが生える原因

カビが生えるのはなんといっても湿気が主な原因ですが、中には畳ならではの原因も。
特に張り替えたばかりの新しい畳は要注意!

原因1 部屋の換気が不十分
畳に限らず、換気が十分に行われていない部屋では、カビの発育に必要な湿気がこもりがちになってしまいます。
畳は吸湿性が高いので、和室は通常の部屋よりも換気に気を使う必要があるのです。

 

原因2 新品の畳を使用している
天然い草の畳表はもともと、空気の吸放湿を行う性質があり、空気中のホコリを吸収付着・湿気を調節する力を持っています。
新しい畳表ほどこの吸収する能力が高いのですが、梅雨の季節など湿度が高い状態が続いている場合は、どんどん湿気を吸収してしまうのです。

 

畳に生えたカビを取る方法

© PIXTA

畳に生えたカビを取り除くには、ドラックストアなどで購入できる、消毒用エタノールを使ったお掃除方法がおすすめです。

 

エタノールを使った畳のカビ取り方法

【用意するもの】

消毒用エタノール・・・適量

スプレーボトル・・・1本

紙コップ・・・1個

歯ブラシ・・・1本

布(清潔なタオルや雑巾など)・・・1枚

マスク・・・1枚

ゴム手袋・・・1組

【畳に生えたカビの取り方】

最初に畳のある部屋の窓を開けて、風通しを良くしておきましょう。マスクとゴム手袋を付けたら準備OKです。

消毒用エタノールを紙コップに分けて、歯ブラシを浸しておきます。新しい消毒用エタノールをスプレーボトルに入れ替えて、カビ部分にスプレーしていきましょう。スプレー後は15分ほど放置してください。

15分経ったら、消毒用エタノールに浸しておいた歯ブラシを使って、畳の目に沿ってカビを取っていきます。

取ったカビをすくって、紙コップに入れた消毒用エタノールの中で洗います。紙コップの消毒用エタノールが汚れてきたら、新しい消毒用エタノールに交換してください。

畳に生えたカビがなくなるまで、34のプロセスを繰り返します。カビが取れたら消毒用エタノールを再度スプレーして、畳の目に沿って雑巾で乾拭きしていきましょう。

最後に、扇風機などを使ってよく乾燥させればお掃除完了です。

 

【畳のカビの取り方 NG術】

水拭き
畳のカビを取ろうとするとき、絶対にやってはいけないのが水拭きです。
水拭きしたときはキレイにカビが取れたように見えるかもしれませんが、実際にはカビの栄養源である水分を与えてしまっているだけです。
カビ以外にも黒ズミを発生させてしまったり、畳を傷めてしまうことになるので、水拭きは絶対におこなわないようにしましょう。

 

掃除機をかける
目に見えるカビを掃除機で吸い取っても、掃除機の排気口から目に見えないカビの菌を撒き散らすだけになってしまいます。
カビを掃除しているように見えて、実はカビの繁殖を手助けしているようなものなので、掃除機の使用は控えるようにしましょう。

 

畳に生えるカビを防止する、4つの対策法

畳に生えるカビは、次の4つの方法で防ぐことができます。
中には素足で歩くだけというとっても簡単な方法も。ぜひ試してみてくださいね。

 

カビ予防1 畳のお部屋は素足で歩く

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畳の場合、実は素足で歩くだけでも、カビの予防に繋がります。
足の脂が自然に畳表をコーティングしていくため、カビが発生しにくくなるのです。
他にもい草には、水虫菌に強いという研究結果もあるのだとか。
畳のお部屋で過ごす際には、なるべく裸足で歩くようにしましょう。

 

カビ予防2 畳を上げて風を通してやる

天気の良い日は畳を上げて、まんべんなく風を当てておきたいところですが、畳が多い場合はちょっと大変です。
そんなときは畳の片側を上げて、缶などを挟んでおきましょう。
あまりスペースを取らずに、畳と床の間に風を通すことができますよ。
ただし雨の日の風通しは湿気を吸ってしまって逆効果になるので、注意してくださいね。

 

カビ予防3 お部屋の湿度を低く保つ

© PIXTA

除湿機やエアコンの除湿機能を使って、畳のあるお部屋の湿度を低く保ちましょう。
また、そのためにも畳のお部屋での部屋干しはしないようにしましょう。
部屋干しをするとそのぶん畳が湿気を吸収してしまうほか、特に新しい畳ほど空気を吸収する能力が高いため、新品の畳のお部屋での部屋干しは厳禁です。

 

カビ予防4 畳の上にカーペットや絨毯を敷かない

もともと湿気を吸いやすい畳にカーペットでフタをしてしまうことで、畳とカーペットの間が蒸れやすくなり、カビが発生しやすくなってしまいます。
また隙間にたまったホコリはカビだけでなくダニの発生原因にもなってしまうので、カーペットや絨毯を畳の上に敷くのは避けたほうが良いでしょう。

 

いかがでしたか? 畳はその性質上、とても湿気を吸いやすいもの。
普通のお部屋よりも換気に気を使って、カビのない快適な畳を保ちましょう。

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