【アキバ会社見学】視線追跡VRのFOVEが秋葉原に移転! 新オフィスを見学させてもらいました
VRヘッドセット『FOVE』を開発するFOVE社から、オフィス移転のお知らせが届きました。よく見てみると、なんと移転先は秋葉原のガジェット通信編集部の隣のビルじゃないですか! さっそく、新オフィスを見学させていただきました。
『FOVE』は、赤外線を照射して目の動きを読み取る“視線追跡技術”を採用したVRヘッドセット。ポジショントラッキング用のカメラも付属し、頭部の位置と動きが検出可能。ユーザーの視線を追跡することにより、ユーザーの視線を利用してコンテンツを操作できるのが最大の特徴です。このほか、ユーザーが見ているオブジェクトに高精度でフォーカスする、ユーザーが見ている部分のみピントを当てて周囲の映像をぼかす、頭部の余計な動きを抑えてVR酔いを低減する、といった機能が特徴。現在、VRコンテンツ開発者向けの『FOVE 0』を販売しています。
オフィスのエントランスでは最新機種の『FOVE 0』のほか、過去に製作した試作機の数々を展示。『FOVE』の開発の歴史をたどることができます。
現在、30~40人が働いているという新オフィス。その約8割は開発スタッフなのだとか。オフィスの席はフリーアドレスで、オープンな席に座ったり、開発に集中したいときは個室スペースにこもって作業しているそうです。ポジショントラッキングカメラを利用する『FOVE』は強い光が邪魔になるため、少し照明を落とした個室スペースが用意されているのが印象的でした。
とはいえビルは中央通りと蔵前橋通りの交差点にあるので、全体としては開放的で明るいオフィス。休憩スペースでは、抜けのよい中央通りの眺望が楽しめました。これはリフレッシュできそう!
創業当時は秋葉原にオフィスを構えていたというFOVE社。その後青山のシェアオフィスに移転しましたが、シリコンバレーと日本に分かれている開発拠点を今後は日本に集約するために、より大きな新オフィスに移転したそうです。秋葉原はもともとなじみがあるのはもちろん、試作品を作るのに部品調達がすぐできる点が、ハードウェアスタートアップにとって便利なのだとか。
机や棚、会議室の床にはナチュラルな木の素材を使い、オフィススペースの入り口には壁一面に緑を配するなど、無機質なハードウェアスタートアップのイメージとは真逆な印象の、居心地のよいオフィスでした。お邪魔しました!
FOVE Eye Tracking Virtual Reality Headset
https://www.getfove.com/
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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