[大葉(しそ)の保存]しその鮮度を長持ちさせる保存のコツとは
そうめんや冷や奴などの料理に欠かせない薬味。なかでも、さわやかな風味の大葉(しそ)は、刻んで添えれば彩りも良く、なにかと重宝しますよね。しかし、一度に使うのが少量だった場合、使いきれないこともあるのではないでしょうか。そこで今回は、余ってしまった大葉の保存方法を紹介します。
大葉は冷蔵で約2週間、冷凍で約3カ月間保存が可能!
新鮮な大葉は香りが強く、鮮やかな緑色で、葉先までピンと張っているので、この状態のうちに保存しましょう。冷蔵であれば、約2~3週間は日持ちします。さらに、大葉をざく切り、またはみじん切りにして冷凍保存すれば、約1~3カ月もたせることができます。用途に合わせた保存方法で、風味を楽しみましょう。
冷蔵保存のコツ
少量の水を注いだ瓶に、軸を下にして大葉を挿し、ラップをして冷蔵庫の野菜室で保存します。このときに、葉が水にふれていると傷みやすくなるので注意しましょう。3日に1度、水を取り替えます。瓶がない場合は、乾燥しないようにキッチンペーパーに包み、ペーパーごと水につけて湿らせ、ビニール袋や密閉容器に入れて保存しましょう。
冷凍保存のコツ
ざく切りまたは粗いみじん切りにして、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。凍ったまま使用でき、パスタに入れたりドレッシングに加えたりと、アレンジ次第でさまざまな料理に利用できます。
しなびかけた大葉を元気にさせるには?
野菜室に入れていた大葉の元気がなくなってしまった場合は、葉全体を氷水に10分程度ひたしましょう。水分が葉先まで行きわたり、ピンとしたみずみずしい状態に戻りますよ。水から引き上げた後は、葉についた水分をキッチンペーパーで拭き取っておきましょう。
最後に
さわやかな香りと味わいで、料理を引き立ててくれる大葉。買ったはいいけれど、一度使うだけでダメにしてしまってはもったいない!冷蔵・冷凍保存を取り入れて、おいしく食べきりましょう。
[しそ]料理のアクセントに使いたい、栄養豊富な名脇役
料理の香りづけに好まれるしそ。選び方は?乾燥させずに保存するには?みずみずしさを取り戻すコツもご紹介します。
最終更新:2018.08.22
文:齊藤カオリ
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:
『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『内田悟のやさい塾 春夏』内田悟著(メディアファクトリー)
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)
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