【なつかしの味】コッペパンの可能性を追求したら、こうなった【盛岡製パン】

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じゃじゃ麺も南部せんべいも! (食)盛岡製パンにコッペパンの可能性を感じた

こんにちは。メシ通レポーターの鷺ノ宮やよいです。

私たちが小学生のころ、毎日のように給食で食べた「コッペパン」。

大人になった今ではめっきり口にすることが減ったけれど、たまには童心に返って食べてみたくなりませんか?

今回ご紹介するのは2017年4月28日にオープンした「(食)盛岡製パン」。ここでは常時30種類近くのコッペパンを買うことができるんです!

なかには、じゃじゃ麺、南部せんべい、前沢牛コロッケなんて変わり種も……。いったいどんなお店なのか確かめに行ってまいりました!

千葉・行徳駅近くにオープンしたコッペパン専門店

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地下鉄東西線行徳駅から徒歩3分ほどのところにある「(食)盛岡製パン」。

オープンの10時を前に、9時半ごろからお店の前にはお客さんが並び始めます。2017年4月のオープンから、すでに人気も上々な様子。

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それもそのはず。パン屋さんは数あれど、コッペパン専門、しかも28種類もの中身をそろえたお店なんてそうあるもんじゃないですから!

厨房で焼きあげるコッペパン。その数、一日1,000個!

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さて、さっそくですが中に入って厨房の様子を見せていただきましょう。

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こぢんまりとした外観からは想像できないかもしれませんが、コッペパンはすべてお店の厨房でイチから手作りしているんです。

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材料を混ぜてこね、発酵させ、焼きあげるまでの工程が一回3時間程度かかるそうで、それをローテーションして一日に1,000個のコッペパンを作るそう。

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並んでいたお客さんに聞いた話では、「一度、夕方に来たら売り切れていたんですよ」とのことで、これだけの数を焼いても閉店までに売り切れてしまうこともあるようです。

具材をはさんで作りたてを提供!

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コッペパンだけではありません。 たとえばコッペパンの中に挟む具も、​できる限り​お店で手作りしているんです。

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コロッケやチキン、カツももちろんお店で揚げているし……

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おかず系、お菓子系ともに注文を受けてから作るのが「(食)盛岡製パン」スタイル。

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注文したものを目の前で作って提供してくれる。このライブ感こそが食べる楽しみをさらに盛り上げてくれることは間違いないでしょう!

人気コッペパン4種を実食

ここで私もお店自慢のコッペパン、いくつかいただいてみることにしましょう。

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▲盛岡じゃじゃ麺(340円)

イメージとしては、「焼きそばパンのじゃじゃ麺バージョン」。

ピリッとした辛さが食欲を刺激します。お店で麺をゆで、数種類の味噌をブレンドしているそうで、本場・盛岡ゆずりの味わいを楽しむことができます。

続いては「南部せんべい&チョコレート」。

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▲南部せんべい&チョコレート(220円)

……はい、皆さんのおっしゃりたいことはわかります。

「なぜコッペパンに南部せんべいを入れた? しかもチョコクリームって、なに考えてんだ?」

ですよね? 私もそっくりそのまま思いましたよ!

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でもね、食べてみると……「あ、あれ。合う……合うよ!」が感想です。

使われているのはピーナッツ入りの南部せんべいなんですが、これがチョコレートと合わさるとピーナッツクリームそっくりな味わいに。

そうするとコッペパンに合わないわけがないじゃないですか! これはアイデアものです。

お次は「盛岡直送リンゴソテーとカスタード」。

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▲盛岡直送リンゴソテーとカスタード(240円)

これ、ビックリするぐらい角切りのリンゴがゴロゴロと入っているんです!

皮もついた状態で使われていてシャクシャクした食感を口の中で楽しめます。盛岡直送というだけあって、リンゴのフレッシュさとカスタードクリームの甘さを堪能できるスイーツ系コッペパンです。

そして最後は「北海道産あんと削りバター」。

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▲北海道産あんと削りバター(190円)

あんことふわふわバターの相性が抜群!

コッペパンの間にこんもりと盛り上がっているシュレッドチーズのようなもの。

これが削りバターなんですが、よくあるペースト状ではなくて極細に削られた状態になっているのが面白いですよね。

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専用の機械で絞り出していくのですが、柔らかな食感を楽しめるのが魅力です。

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このほかに「削りバターといちごジャム」や「削りバターとブルーベリージャム」といった種類もあります。

それにしても、なぜに盛岡?

皆さんのなかには「それにしても、なぜにここまで盛岡オシなんだろう?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

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実はコッペパンって、岩手県盛岡市のソウルフードなのだとか!

「(食)盛岡製パン」を立ち上げた(有)かんながら代表取締役の大舘誠さんにお話をうかがってみました。

大舘誠さん:もともと(有)かんながらの1号店が岩手の盛岡であることもあり、岩手の文化を発信していけるお店、東北地方を盛り上げることができるお店として、盛岡のソウルフードとされるコッペパン専門店を作ろうと思ったんです。

とのこと。

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お店を見まわしてみると、盛岡冷麺や南部せんべいなど岩手の特産品が売られていたり、盛岡のガイドマップが置かれた一角があったり。

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お店を通じて盛岡について知ることができるアンテナショップ的な一面もありそうです。

まずはオープンという第一段階をクリアしたところですが、今後はさらに盛岡の特色を出したお店づくりをしていきたいとのこと。この先、どんな新メニューやサービスが生まれるか……非常に楽しみ!

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しっとりもっちりのコッペパンに挟まれた魅惑の具材たち。

一度食べれば、全種類制覇したくなっちゃうこと請け合いです。「(食)盛岡製パン」、近隣や地下鉄東西線沿線の人はもちろんのこと、少し足を延ばしてでも行ってみたくなっちゃうお店ではないでしょうか。

お店情報

(食)盛岡製パン

住所:千葉県市川市行徳駅前1-27-17

電話番号:047-316-0480

営業時間:10:00~19:00(売切次第終了)

定休日:不定休

morioka-coppe.com

※この記事は2017年5月の情報です。

※金額はすべて税込みです。

書いた人:鷺ノ宮やよい

鷺ノ宮やよい

三重県出身。旅行代理店、編集プロダクションを経て2009年よりフリーライターとして活動中。学生時代に池波正太郎の小説やエッセイを読んで、食べ物の魅力を文章で伝えることに惹かれる。これまで雑誌やウェブサイトなどで携わったグルメ関係の記事は100本以上。三度の飯より食べることが好き。激辛ジャンキー。慢性眼精疲労。 Twitter:@saginomiyayayoi

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