バックシャン(死語?)なレクサス UX
▲バックシャンとは後姿の美しい女性のこと、まさにレクサス UXのリアビューはそうである。左右にラウンドした造形と、横一直線に設計されたコンビランプが目を引く。バンパーには、台形ガーニッシュが装着されてSUVテイストが演出される
ハイブリッドも用意される、エントリーSUV
次期CTの兄弟車としてクロスオーバーSUVのUXが派生することをスクープしたのは、2016年7月21日のこと(下記関連リンク記事参照)。その数カ月後、パリモーターショーで、ネーミングとともにコンセプト版が公開されたことを覚えている方もいるだろう。UXの続報をお届けする。
入手した開発スケジュールによるとレクサスUXは、すでに確定したデザインに基づいて金型の設計と製作が行われており、2017年秋までに修正も含めた大まかな準備は完了する。その後、プロトタイプともいえる先行試作が組み付けられ、テストと品質確認を経て、生産に向けて次のステップへと進む。1次試作、2次試作と進み、ガソリン車は2018年10月に量産が立ち上がる。一方、ハイブリッドは1カ月のブランクが空き、同年11月から組み立てられる。
▲パリモーターショーで、コンセプト版が披露される前の2016年7月21日に、ネーミングとともにUXの存在をスッパ抜いた。ブラックアウトされたAピラーや、特徴的なホイールアーチにも注目
▲2016年のパリモーターショーに出展されたスタディモデル。今回キャッチした横長ランプなどのエッセンスが予告されていた
UXのディテールに迫る
レクサス UXのデザインで注目したい点は、ウエストラインの位置に設けられる横一文字のコンビランプだ。インパクトが大きく、街中で周りの視線を独り占めするに違いない。後ろ下がりのルーフラインと、そこに続く大きなスポイラー、傾斜したバックウインドウは、クーペ風のシルエットを作り出し、兄貴分でもある、RXに似た印象が作り出される。
逆に、RXやNXと違う点は、ナンバープレート。バンパーに埋め込まれ、既存モデルとは異なるデザインに仕上る見込みだ。すなわち、ハッチゲートはプレーンな外板パネルで構成される。その下のバンパーは、大半が黒いガーニッシュで占められて、SUVテイストが創出される。
こうした差別化によって、車格が近いNXとのオーバーラップを避ける狙いのようだ。
ベース車にあたるCTの登場時期は?
シャシーには、プリウスから実用化されているTNGA-Cプラットフォームが起用される。NXを上回るキビキビとした走りがもたらされるだろう。
パワートレインには、TNGA世代の新しい直4を採用。2Lユニットを搭載したUX200と、そこに電気モーターが組み合わされた、UX250hがラインナップされる予定だ。ハイブリッド仕様には、4WDモデルも用意される計画で、プリウスゆずりの電動4WDシステムが用いられる。
冒頭で述べたようにUXは、次期CTから派生するが、ベース車にあたるCTはUXより遅れて登場する。一説によると、3年ほどタイムラグが生じるともいわれており、現行CTが今年、2017年8月に再びマイナーチェンジされるのも合点がいく話だ。
※2017年7月2日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2018年10月
■全長×全幅×全高:4400×1800×1560(mm)
■搭載エンジン:2L 直4 他
【関連リンク】
2016年7月21日公開記事「次期CTから派生する新SUV!? レクサス UXって何だ?」はこちら
text&photo/マガジンX編集部
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