+2名分のシートを獲得するレクサス RX450hL
▲2790mmのホイールベースはそのままに、リアオーバーハングが延長されて、3列目シートが加えられるRXロング。あくまでも、いざというときのために設けられるため、居住空間は最低限にとどまり、フル乗車時には2列目シートのニースペースも狭くなりそう。白い点線は5人乗りモデルのシルエット
メインマーケットの北米は、いまや過半数がSUVに
北米では、かつてのミニバンに代わる存在として、SUVが受け入れられており、各社とも販売比率を伸ばしている。つまり、SUVの商品ラインナップが販売増のカギを握っていると言っても過言ではない。レクサスは、人気のあのモデルにさらなる磨きをかけるようだ。
彼の地では、SUVとピックアップが合算されて、トラック部門として計上されているため、表向きの統計から判断するのは簡単ではないが、それでも例えば、2017年1月から4月の販売実績を見ると、トヨタは56%の40万9969台がトラック系、日産も過半数にあたる52%の28万1578台がトラック部門の車だった。
今回、紹介するレクサスも66%をSUVが占めている。トラック部門で同ブランドの販売をけん引しているのは、コンパクトなNXと長い歴史を誇るRXだが、どちらも2列シート5人乗りのみ。3列シート車を手に入れるには、必然的にLXまたはGX(日本名プラド)を選ばざるを得ない。ともにヘビー級SUVで、街乗りや扱いやすさの点ではFFベースのクロスオーバーに劣る。
他社がクロスオーバーSUVに、3列シート車を設定している流れに乗り遅れるわけにはいかない。そこで、トヨタが下した決断が、RXへの3列シート車追加だ。
▲2009年からレクサス RXとして日本市場に登場したプレミアムSUV。現行モデル(写真)は、2015年10月から販売されている
2017年の東京モーターショーでお披露目か
3列シートのRXだが、シャシーなどのコンポーネントは、現行モデルのユニットが流用され、リアオーバーハングを延長させることで、3列シート追加とラゲージスペース拡大が図られる。
乗員の圧迫感を抑えるため、バックウインドウは立てられて、後頭部から離される。ただし、ボディ骨格は大きく変わらないことが原因なのか、ゲート開口部は現行モデルと大差ないようで、どうやらハッチゲートを大きくラウンドさせて、室内&荷室空間を稼ぐ模様。特徴的なウインドウグラフィックスも継承されるため、3列目シートからの見晴らしはイマイチか。5人乗り仕様と同様に、日本ではハイブリッドモデルが販売される。RX450hLと命名され、末尾の「L」でロング仕様であることがアピールされる。
国内では、2018年1月に発売される計画だが、それに先がけて、今秋の東京モーターショーに参考出品される公算が大きい。
※2017年6月22日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2018年1月
■全長×全幅×全高:5050×1895×1710(mm)
■搭載エンジン:3.5L V6+モーターtext/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、レクサス
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