倒産企業の八割は○○を置いていない

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 成功する会社とそうでない会社を見分けるにはどんな点を見ればいいのでしょうか。
 それは経営者の理念であったり、採用戦略、マーケティングなど様々なことが考えられますが、オフィスの中にあるものが祀ってあるかどうかでも、見分けることができるのだそうです。
 それは神棚。
 『なぜ儲かる会社には神棚があるのか』(あさ出版/刊)の著者、窪寺伸浩さんによると、儲かる会社には神棚があり、逆に倒産した企業の85%は会社に神棚を祀っていなかったという、ある調査会社の報告があるそうです。会社の未来を神棚のあるなしで判断するなんて非科学的すぎると思うかもしれませんが、銀行が実際に会社への融資を検討する時に、その会社に神棚があるかないかをチェックする融資担当者は多いそうです。
 彼らはなぜ神棚のある会社は信頼に足ると判断するのでしょうか。また、会社に神棚を祀る意味とは何なのでしょうか。
■融資担当者が神棚をチェックするワケ
 銀行の融資担当者が融資を検討する際に、神棚があるかどうかをチェックすることがあるというのは前述の通りですが、ただ神棚があるだけで融資に前向きになるというわけではありません。神棚の清掃が行き届いていて、お榊がいつも青々としていることが重要なのだそうです。
 一般的に神棚やお榊の水の取り換え・清掃は、家長であったり、会社であれば長たる社長の勤めとされています。つまり、神棚がいつもきれいに保たれているということは、社長自身が毎日手入れをしているということ。
 朝一番でお榊の水を取り換えて、事業の発展を祈念する社長と、午前様で朝寝坊している社長とでは、金融機関が前者に融資したがるのは当然です。
■神棚の意外な効果とは?
 また、会社に神棚を祀ってあるということは、その会社が地域に根差しているという見方もできます。
 神棚にはさまざまな神様のお札が祀ってあり、だいたいは天照大御神をお祀りしていますが、あわせてその地域の神社のお札も祀ってあるはずです。
 地域の神社のお札を祀っているということは、その会社は神社の氏子ということ。そうなるとお札を届けに来たり、祭事の寄付を頼んだりといった地域とのつながりが出てきます。
 地域との結びつきが強くなると、その会社の業績から社員の態度や風体など、すべてが見られているという状態になります。その結果、社長を含め社員たちは、地域の人の目があるからきちんとしようという考えになるのです。
■神棚が社員の行動を変える
 社員が自分の会社の中やビルの周りを掃除したり、客だけでなく社員同士でもきちんとした挨拶を徹底している会社があります。
 これは、人として「きちんとする」ことを目指すための試みだといえますが、神棚を飾るという行為も「形より入って心に至る」という点で共通しています。
 最初は形だけだった掃除も、毎日続けているうちに心がこもってくるもの。神棚も、あたかもそこに神様がいるかのように祀り、手入れをし続けることで、「敬う心」が育まれるのです。毎日、「敬う心」を持って神棚を祀っている経営者を見ていれば、社員たちの意識にもいい影響が出るはずです。
 神棚というと宗教的なイメージから敬遠する人もいますが、信仰とは別に、何かを敬って大切に手入れをするという習慣は、仕事にいい効果をもたらすはずです。
 本書は紀伊國屋書店新宿南店の週間ベストセラーにて、経営書部門1位を獲得(3/19〜3/25調べ)。従業員の意識改革や会社の業績アップに神棚が一役買ってくれることを、経営者の方々は気づき始めているのかもしれませんね。
(新刊JP編集部)


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