シンセサイザーが繋いだ縁! 宝塚市立手塚治虫記念館で『初音ミク×手塚治虫展-冨田勲が繋いだ世界-』開催

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日本のシンセサイザー音楽の草分け的存在、冨田勲(1932-2016)。その生誕85周年とボーカロイド初音ミクの10周年を記念した『初音ミク×手塚治虫展-冨田勲が繋いだ世界-』が2017年7月1日から10月23日まで宝塚市立手塚治虫記念館で開催されます。

「トミタ・サウンド」として海外からも高い評価を得ている冨田。晩年になってからもその創作意欲は衰えることがなく、2012年にはオーケストラ「イーハトーヴ交響曲」で初音ミクを起用して作曲。公演ではアンコールで手塚治虫(1928-1989)の代表作のひとつでもあり、自身が作曲した『リボンの騎士』を演奏しています。

また冨田はアニメ『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『どろろ』の作曲も担当していて、手塚とも縁の深い存在。それが、今回の企画展にも繋がっています。ポスターでは『リボンの騎士』をコスチュームをまとったミクを『Crypton Future Media VOCALOID V3~V4X』シリーズのパッケージイラストを担当しているiXima氏が描いています。ほかにも展示ではネットで活躍する絵師が手塚作品をイメージしたミクのイラストが見ることができ、手塚タッチのミクも見ることができます。

手塚作品や初音ミクファンだけでなく、「トミタ・サウンド」への敬意を持っている人ならば必見のこの企画展。現代絵師やミクと手塚作品をつないだ冨田の存在より実現したということも忘れずに鑑賞したいところなのではないでしょうか。

『初音ミク×手塚治虫展-冨田勲が繋いだ世界-』

会場:手塚治虫記念館(武庫川町7番65号 JR・阪急宝塚駅、阪急宝塚南口駅)
会期:2017年7月1日~10月23日
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週水曜日(7月19日・26日、8月中は開館)
入館料:大人700円、中高生300円、小学生100円
主催:宝塚市・宝塚市教育委員会
後援:Kiss FM KOBE・エフエム宝塚

第71回企画展『初音ミク×手塚治虫展ー冨田勲が繋いだ世界ー』
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/4000020/4000157.html [リンク]

(c)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net/(c)TezukaProduction

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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