Huawei の日本法人は 6 月 6 日、、2017 年のフラッグシップスマートフォン「Huawei P10」と「Huawei P10 Plus」、ミッドレンジモデル「Huawei P10 Lite」を国内向けに発表しました。Huawei P10 / P10 Plus は、昨年発売された Huawei P9 / P9 Plus の後継モデルで、デザイン、スペック、EMUI のバージョンアップによる機能の強化が主な進化ポイントになります。
Huawei P10 は 5.1 インチ 1,920 x 1,080 ピクセルのディスプレイを搭載したスタンダードモデルで、Huawei P10 Plus は 5.5 インチ 2,560 x 1,440 ピクセルのディスプレイを搭載した大画面モデルになります。Huawei P10 Lite は Huawei P10 のブランド名を冠していますが、デザインやスペックは大幅に異なっています。ディスプレイは 5.2 インチなので Huawei P10 とほぼ同じサイズの機種になりますが、スペックは大幅に下げられています。
Huawei P10 シリーズは P9 シリーズのダブルレンズカメラを継承していますが(P10 Linte を除く)、P10 シリーズになって「Leica Dual Camera 2.0 Pro Edition」へとバージョンアップしています。メインのリアカメラは 1,200 万画素の RGB イメージセンサー + 2,000 万画素のモノクロイメージセンサーを組み合わsた Mate 9 仕様ですが、レンズの F値が F/1.8 に変更されより多くの光を取り込むことが可能になりました。また、光学手ブレ補正機能、4 in 1 AF、2 倍の Hybrid Zoom に対応しています。さらに、、ギャラリーアプリには GoPro とのコラボレーションによって実現したハイライトムービーを作成する機能が追加されています。フロントカメラについては、Huawei スマートフォンで初めてライカブランドのカメラを採用。イメージセンサーは 800 万画素ですが、従来比 2 倍の受光量とされており、レンズについても F1.9 を採用しています。筐体は Huawei P9 シリーズのメタルデザインを継承し、全体的により丸みを帯びた外観に変わり、防水にも対応しました。また、Huawei は Huawei P10 シリーズでカラーリングとボディの仕上げにこだわっており、Pantone とのコラボで誕生したグリーンとブルーは “Hyper Diamond-Cut” 仕上げ、ゴールド、ブラック、ホワイトは “Sandblast” 仕上げ、セラミックホワイトは “high gloss” 仕上げを採用しています。P10 / P10 Plus のプロセッサは Kirin 960 2.3GHz オクタコアで、メモリ構成は 4GB RAM + 64GB ROM。Micro SD カードスロット(最大 256GB)やデュアル SIM・デュアルスタンバイ(DSDS)、EU が運用している測位システム「Galileo」に対応しています。バッテリー容量は、Huawei P10 が 3,200mAh、Huawei P10 Plus が 3,750mAh です。
Huawei P10 シリーズは Android 7.0 Nougat + 新バージョンの EMUI 5.1 を搭載しています。EMUI 5.1 の改良点は主に動作面で、Android カーネル、メモリ管理、ガベージコレクション、タッチへの応答性が調整されており、アプリの負荷が従来よりも最大 30% 改善されたと言われています。
Huawei P10 Lite で背面のカメラはシングル構成に変わりライカブランドのカメラでもありません。また、指紋リーダーは前面ではなく、従来モデルと同じように背面に搭載しています。Huawei P10 Lite の主要スペックは、5.2 インチ 1,920 x 1,080 ピクセルの IPS 液晶、Kirin 655 2.1GHz オクタコアプロセッサ、4GB RAM + 32GB ROM、背面に 1,200 万画素カメラ、前面に 800 万画素カメラ、3,000mAh バッテリー、Micro USB を搭載しています。OS は Android 7.0 Noguat です。Source : Huasei
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