1ドルで世界とつながる ユニクロの電子版学習ブックアプリ『The Value of $1』

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ユニクロのソーシャルビジネスプロジェクト『Value of $1』

購入すると先着1万名分の売り上げがバングラデシュの子どもたちの識字率向上に――ユニクロは、同社が行っているソーシャルビジネスプロジェクトの一環として、電子版ベンガル語学習ブック『The Value of $1』を2012年3月29日より配信開始します。

『The Value of $1』プロジェクトとは、「1ドルの価値で世界とつながる」をコンセプトに1ドルの電子版ベンガル語学習ブック(Androidアプリ)を購入することで参加できるソーシャルビジネスの試み。英語、日本語、フランス語、韓国語、中国語に対応し、世界のスマートフォンユーザーがAndroidマーケットから購入可能です。

ユニクロ『Value of $1』電子版ベンガル語学習ブック(Andoridアプリ)

同アプリを購入すると、先着1万名の売り上げがバングラデシュの子どもたちの識字率向上をはかる『学べるTシャツ』と学習ブックレットの生産資金に。セットで2ドル相当の商品を、1ドル相当の現地価格で『グラミンユニクロ』からバングラデシュで販売可能になります。

Tシャツや学習ブックレットは生産から販売までを現地で行い、利益は「バングラデシュによる服の製造販売を通じた社会貢献」を目的に、さらに『グラミンユニクロ』のプロジェクトへ投資されます。

ユニクロ『Value of $1』 学べるTシャツ

ユニクロは、2010年よりバングラデシュでのソーシャルビジネスをスタート。貧困層の人たちに購入可能な価格で本当に良い服を販売し、生まれた利益を現地に還元させています。現地の人たち自身によるビジネスサイクルを生みだすことで、生活の改善や自立をはかるしくみとして継続して取り組んでいます。

ユニクロ『Value of $1』のしくみ

電子版学習ブックアプリ『The Value of $1』は、現地で販売される学習ブックレットの電子版。絵柄と単語を組み合わせ、画面上で単語をなぞりながらベンガル語を学ぶことができます。アプリの購入を通じてバングラデシュの社会貢献に参加し、またベンガル語を学んでいつか現地を訪ねてみるのもすてきかもしれませんね。
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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