小5の妹がネトウヨになったからビンタしてやった

小5の妹がネトウヨになったからビンタしてやった

 

 

母「ただいま〜」

俺「おかえり」

妹「(*・ω・*)ノ~~ ぉかえりぃ♪☆・゚:*:゚」

母「今日ね、特売なのかな?分らないけど駅で安くキムチが買えたのよ」

妹「・・・・・・・・」

妹はあからさまに嫌な表情を浮かべた。

俺「白菜?大根?胡瓜?」

母「んーとね、白菜と大根かな?カクテギ」

俺「おぉいいねwカクテギ」

妹「やめてよ!お母さんもお兄ちゃんも」

和気藹々とした空間を切り裂く妹の叫び声がリビングに轟いた。

母「どうしたの?いきなり?」

俺「ん?」

妹「在日は韓国人は日本を敵視しているんだよ、歴史だって捏造してるし」

母は妹の豹変に間を奪われ慄いている。

母の機微を感じとった俺は妹を諭すために間を切り裂いた。

俺「ん〜韓国政府のプロパガンダや教育方針は反日だと知っているけど、

韓国人、在日の人が全部そうじゃないでしょ」

妹「でもね、日本のこと悪くいう人おおいじゃん」

俺「元を辿れば、白人だろが黒人だろうが黄色だろうが同じだよ。

人種で思想を判断してはいけないよ。思想そのものに欠陥があると思うなら、

人種じゃなく思想そのものを糾弾しな」

妹「思想とか分らないけどニコ動とかでチョンはバカとかチョンガーとか言ってる。

だから馬鹿にしていいんだよ馬鹿なんだから」

バチンー!

空間を割る音が響いた

俺「ばかやろー、そういう人は民度が低いんだよ。真に受けるな。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、それだけ。大抵は排外主義者の鬱憤晴らしだから」

間髪いれずに母親が割り込む

母「ごめんね・・・ミク・・・・お母さん馬鹿だから・・」

俺「母さん、謝ることないよ何あやまっているんだよ」

母「お母さん、難しいこと分らないけどね。韓国人も日本人も同じ人間でしょ。

考え方が違うだけで、人間として何も変わらないでしょ」

俺「まぁ、そうだけど韓国政府は明らかに反日感情を利用して政治を成り立たせている。

従軍慰安婦の嘘、竹島実行支配、強制連行の嘘なんていい例だよ」

母「・・・」

俺「母さんみたく、日本政府は真偽も確かめず謝罪ばかりしてきたんだ。

謝罪して謝罪して莫大な賠償金を払って、贖罪を果したよ。もう未来の日本を担う子供達に

自虐史観を押し付ける必要はないと思う。」

母「日本は侵略戦争して悪い事したとお母さん習ったから・・ごめんね」

俺「母さん!あの頃は帝国主義で植民地にされるか、

植民地になるかの2択しかなかったんだよ。1919年のパリ講和会議で

自衛の為の戦争は認めるが、侵略の為は戦争は認めないと結ばれるまで、植民地支配は国是とされてきたんだよ。

列強と呼ばれた諸国なんて植民地がなければ成り立たなかったんだから当時は」

妹「いみふ、韓国人は敵でしょ在日も!もうウチは知っているんだからね」

俺「何を知っているんだい?」

妹「日本は酷いとか言ってるくせに日本人の税金で生活保護貰ってパチコンとか通ってるでしょ」

俺「一部にはいるよ。それは認める。でもね在日の人が全て同じことをやっているわけじゃないよ。

木を見て森を見ずじゃ、しょうがないよ。生活保護の不正受給者は全体の1%もないんだよ」

妹「なんで居るの?なんで嫌いな日本に住んで日本を否定するのよ?絶対間違っているよ」

俺「そうだね。一理あるねそれは。韓国の人も日本なんかに行きやがってと軽蔑してる節がある。

向うでは”キョッポ”なんて言われて在日朝鮮・韓国人を侮蔑軽蔑の対象にしているね。」

妹「日本が何も言わないから強制連行なんてうそいってさ」

俺「戦時徴用かな245人だっけな確か、

まぁ強制連行は嘘だと韓国の人も韓国政府も分っているけどプロパガンダの為に謳うんだよ」

妹「んーーーよくわからないけど。」

俺「日本で一旗上げようとして来た人間が大半で、

ほとんどが密入国状態だった。これが事実であり、祖国に申し訳を立たせる

為に左翼思想と自分達のイデオロギーを絡めて虚構の強制連行を産み出した経緯があってね、

それを信じる在日2世3世がまた虚構の話を伝える悪循環になっているんだよ」

妹「お兄ちゃん、なんで色々しっているのに嫌いにならないのムカツカないの?」

俺「ムカついたり、嫌いになってね、感情的になっても何も好転しないでしょ。

しかも人種を憎んだりさ、文化を憎んだりしても相手の考え方は変わらないでしょ。

妹「うん」

俺「それより、貴方達が主張している論理は間違っていますよと、

教えてあげたほうがいいよ。そこで議論になるならおおいに結構。

議論は終始、相手を論破するために活用されがちだけど

相手の意見と自分の意見によって生まれる新しい道を模索することだからね本義は。

まぁ哲学的に言えばアウフヘーベンかな」

妹「うん、バームクーヘンね」

母「それじゃお母さん、ごはんつくるね」

俺「母さん、生意気意言ってごめんね、ちょと熱くなって」

母はどこか安堵した笑みを浮かべ台所に向かった。

それから俺は妹に人種を憎んでも何も解決しないことを説き、

一つの意見が絶対とは限らない危うさを説き、母親の偉大さを説いた。

日本人がキムチを作ろうが韓国人が納豆を作ろうがキムチはキムチであり、

納豆は納豆である。品質の良し悪しはあるにしても、人種や思想信条は関係ない。

妹がカクテギを食べて「おいしい」と言った一言が、それを物語っていた。
※この記事はGAGAZINEさんよりご寄稿いただいたものです

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