福島でキャンドル・セレモニー開催 約1万本の灯り並べ追悼

福島でおこなわれたキャンドル・セレモニー

 東北・関東地方に甚大な被害をもたらした東日本大震災から2012年3月11日で1年が経ち、各地で追悼式典が行われた。福島市の県庁前広場ではキャンドル・セレモニーが行われ、たくさんの人々が集まった。

・キャンドル・セレモニーの写真を見る
http://news.nicovideo.jp/watch/np153637

 このセレモニーは、震災の犠牲者に哀悼の意を表すとともに、復興を祈念して新たなスタートを切る意味で催された。雨の中、佐藤雄平・福島県知事による点灯式が行われ、会場に並べられた約1万本のキャンドルにあかりが灯された。

 会場では歌手の岡本真夜さん、Yaeさんなどがステージに上がり歌を披露。プログラムの最後には飯舘村などから避難してきた小学生たちが出演者と共に童謡「故郷(ふるさと)」を合唱した。歌いだす直前にはそれまで降っていた雨が雪に変わり、キャンドルでライトアップされた空間は幻想的な装いを見せ、中には涙ぐみながら合唱を聞く人の姿もあった。

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(塚田隆介)

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