【翻訳記事】アニメ入門講座:ツンデレキャラについて パート1 (その3)

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【翻訳記事】アニメ入門講座:ツンデレキャラについて パート1 (その3)
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もちろん、この一般論にそぐわない例外はいつだって存在するだろうし、精神的に不安定なオタクに銃口を向けられたら、自分は多分半ダースくらい良いツンデレキャラを数えることが出来るだろう。だが、私が言いたいのはそういうことじゃない。問題は、これらの例外があくまでも例外であって、標準的ではない、というところにある。

最後に言いたいのは、読者の皆さんに変な考えを持ってほしくない、ということだ。この記事を読み終えて、「はあ、アニメスタジオって糞だな」って考えるのは最悪のアプローチである。私は前向きな考え方を強く推奨する。制作会社がクズな作品を作るからといって、制作会社そのものがクズであるとみなすのではなく、相手の観点に立ってみようとすれば、より広い見聞を持つことが出来るだろう。

結論として、ツンデレを治すためには、それを「ツンデレキャラ」と呼ぶのをやめることから始めないとならない。ツンデレは、キャラクターがツンからデレへ発展させるプロセスを指すべきである。この講義では便宜上「ツンデレ」をキャラクターの直接的な形容として使用してきたが、これは本当は良くなく、このような使われ方はされるべきでない。なぜならこの使用法は、ツンデレの意味合い、及びこの概念がまだ持っている未開の可能性の数々の価値を下げるからだ。作者にとっても視聴者にとっても、最初で重要な一歩は以上を踏まえることにあり、それからより良く深みのある人物を創り上げることができるだろう。

では、以上で講義は終わりだ。次回は、自分の最も好きなシリーズの一つ、『とらドラ!』を取り上げる。今日のツンデレ式人物像展開の最も良い例の一つである逢坂大河の深堀分析をし、良いツンデレ要素を含むストーリーの書き方ガイドを紹介しよう。宿題として、既に見てなければ『とらドラ!』を見ること。いや、ありゃ本当にいいよ。

【翻訳記事】アニメ入門講座:ツンデレキャラについて パート1 (その3)

 

それでも、なんだかんだ言って、我々はツンデレの彼女らを愛するのである。<3

 

元記事:Ryhzuo "Anime 101: Tsundere Characters (Part 1/2)"

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いかがでしたか?なお、翻訳するにあたり、"Archetype"を一律に「元型」、"Character Development"を一律に「人物像の展開」としました。(後、がぐゆきよ、記事に入る文字数増やしてくれ…)

※この記事はGAGAZINEさんよりご寄稿いただいたものです

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