Galaxy S8の虹彩認証機能のデモ

Samsung の新フラッグシップスマートフォン「Galaxy S8 で新たに対応した、人の眼の虹彩パターンで本人を認証する虹彩認証機能の利用方法を紹介します。虹彩認証は最近のスマートフォンでは一般的な指紋認証と同様に、人の生体情報を利用して本人を識別し、本人だと確認された場合に認証が完了します。スマートフォンの中では富士通が ARROWS NX でいち早く虹彩認証機能を取り入れています(最初ではありませんが・・・)。Galaxy S8 の場合、本体の上部に付いている赤外線モジュールと専用カメラで画面を見ている人の虹彩を読み取り、事前に登録しておいた虹彩パターンと照合することで、ロック画面を解除したり、「セキュリティフォルダ」と呼ばれるファイルとアプリの暗号化機能を利用したり、「Samsung Pass」と呼ばれる WEB やアプリのログイン認証に使用できます。虹彩認証の利点は複製や偽装が指紋認証よりも難しくセキュリティ的により安全なことです。また、虹彩認証では画面を見るだけで認証を完了するので、指紋認証よりも手軽。汚れた指や指紋リーダーを拭き取る必要もありません。その一方、虹彩認証では、顔がカメラの正面(25 ~ 35cm 程度)に位置させなければならず、指紋認証のようにスマートフォンを見ずに認証するなど自由度は限られます。両者それぞれにメリットとデメリットはありますが、セキュリティ面を考慮すると虹彩認証の方が有利だと言えます。虹彩認証の場合も指紋認証と同様に、「ロック画面とセキュリティ」で設定しなければなりません。基本的には認証に使用する虹彩情報をスキャンさせて登録します。虹彩認証の使用方法(ロック画面の場合)は、電源ボタンまたはホームボタンを押して画面を復帰させるだけです。認証の開始時に本体上部の赤外線モジュールが一瞬だけ光ります。この時、瞳を照らして虹彩パターンを際立たせ、カメラで読み取ります。赤外線の光は微弱なので人体に影響を与えることはないと言われています。気になる認証の精度や認証スピードですが、非常に満足できるものでした。顔が所定の範囲にある場合には 95% 以上の確率で一発で認証されます。認証スピードについても指紋認証と同じくらい素早く動作していました。しかし、「カメラが人の虹彩パターンを読み取る」という仕組みを考慮すると、直射日光下での使用は上手く機能しない場合があります。感覚的には 10% の確率でしか認証されません。このことは虹彩認証を有効にする際の注意画面に記載されている内容なので、あくまでも仕様です。屋外での利用は注意が必要になりそうです。

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