「宇宙から夜の地球を見た時、世界は大きな闇と……」 都民ファーストの会の壮大な綱領案が話題に

おときた駿

小池百合子東京都知事が主催する政治塾の運営団体で、小池新党とも呼ばれている「都民ファーストの会」。7月に行われる東京都議選において台風の目となることが予想されているが、先日発表した綱領案がSNS等で話題となっているようである。

4月12日、「都民ファーストの会東京都議団」幹事長である音喜多駿都議(@otokita)は『Twitter』にて


ブログ更新:都民ファーストの会、国政研究会の発足とともに「綱領」をついに発表!
http://otokitashun.com/blog/daily/14762/
昨日発表された都民ファーストの会「綱領」の全文を掲載しておきます。ぜひご一読いただけますと幸いです。

とツイートし、ブログに綱領案を掲載。

都民ファーストの会 綱領(案)
平成29年4月
 宇宙から夜の地球を見た時、世界は大きな闇と、偏在する灯りの塊に見える。その灯りの塊の最も大きなものが、東京を中心とした輝きである。
 その輝きは、東京という大都市の力であり、経済の大きさであるが、同時に、そこにある一つひとつの灯りの下に、人々の生活があり、営みがあることを政治は想像できなければいけない。
一つひとつの灯りが揺らいではいけない。
 もちろん、全体の輝きが褪せてもいけない。
(略)

というもので、なんとも壮大なスケールを感じさせるもの。

これに対し、作家の百田尚樹氏(@hyakutanaoki)は

「都民ファーストの会」綱領案の冒頭「宇宙から夜の地球を見た時」の「夜の地球」って^^;
「地球の夜の部分」とかならわかるのだが。
さらに言うと、地球を挟んで太陽と反対位置から見ないと地球の夜の部分は見えない。つまり「宇宙から」のどこからでもいいわけでなく、見る位置は限定される。

とツイート。
元経産省官僚で著書もある宇佐美典也氏(@usaminoriya)は

都民ファーストの綱領が「宇宙から~」で始まってて思わずずっこけた

とツイート、音喜多都議がそれに対し


宇宙(そら)と読みます。ガンダム世代には堪らないですね!

…すいません、嘘です。

と返信。宇佐美氏はその後「3秒でわかる都民ファーストの会綱領」なる図を提示したり、

都民ファーストの会の綱領があまりに酷いので勝手に修正した
http://agora-web.jp/archives/2025507.html[リンク]

というエントリーをアップしたりしていた。

また、『STAR WARS』風の動画にもなるなどして、大反響となっていたようである。

参考:「宇宙から夜の地球を見た時、世界は大きな闇と…」『都民ファーストの会 綱領』がポエムすぎると話題に
https://togetter.com/li/1100122[リンク]

※画像は『Twitter』より引用

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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