大分から届く錦鯉の姿寿司！？ 押し寿司もハンパない件【日本全国3,000円以内お取り寄せリレー】

ネットやテレビで“一見本物かと見まごうような鯉の姿寿司”を見た人は多いかと思います。

そいでまあ、私としましても「まじで寿司かよ」と思いまして。もうこれはお取り寄せするしかないなって。

でもご近所から来るんじゃないんだから、なんてったって大分から来るんだからね。ここ埼玉なんだからね。どんな状態で来るのか皆目見当がつきませんでしたよ。

来ました。

冷蔵の状態で届き、1時間ほど室温に置いて食べるとおいしいよって書いてある。

ご開帳～。

わ～お！ うんまそ～！！ めっちゃ華やか～！！！

そして、は……っ！

い、いた……！！！

思ったよりすし詰め状態で、いた…！

は…………っ！！！

すし詰めって、これが語源か……。

満員電車がすし詰めとか言って、寿司を思い浮かべたことなかったなー。

でもそうすると満員電車は決してすし詰めではないな。あんな調子で寿司を詰めたらシャリと具が壊滅ですよ。私押されすぎて車内で両足浮いたことあるからね。

さらにドアについた駅員さんに「もう一歩お詰めください！」て言われたことあるからね。

それはともかく。

ともかく、とってもおいしそうなわけ。

何しろ、大分県佐伯は江戸時代から「佐伯の殿様、浦でもつ」って言われるほど海産物に恵まれた土地なんだって言うよ。

とにかく豊後水道っていう海峡特有の栄養豊富な海に面しているのだから。

現代になってからだってね、「佐伯は世界一の寿司の町です」って市が言ってるんだから。

これはものすごい自信がなければ絶対に言えない一言ですよ。

埼玉・川越が「芋の町です」って言うのとはわけが違うわけだから。

そんな佐伯の中でも名店と呼び声高い「錦寿司」と、「寿司源」という2つのお寿司屋さんがコラボして作ったのが「丹匠」。

ここの大将・岩佐さんは、超VIPの誕生日パーティーに、ドバイまで寿司職人として呼ばれて行ったんだって。

パーティーにふさわしく、日本庭園に見立てて、鯉の姿寿司も泳がせた寿司ワールドを展開したところ出席者が大喜び！

その翌年も呼ばれて作りに行って、さらにその翌年も呼ばれたけどあんまり遠くて疲れるので断ったって。そんな逸話付き。

そうこうするうち、ようし1時間経ったかな。いただきますぞ～！

鯉ばかりが取り上げられるけど、てまり寿司や押し寿司もとびっきりなんだど！

関東以北では寿司といったら握りだけど、西の方で発展したのはなんといっても押し寿司なわけ。

だからこれ、世界一の寿司の町の本場の押し寿司なわけ～！←長い

こちら、豊後ひらめの山葵葉押し。

ひらめの身に山葵葉がアクセントとなって、シャリの酢具合もいい塩梅で、お～いすぃ～！

酢飯があんまり甘くなくて、塩気よりなのが、いい～！

さすが本場。これが本場。

そして大分から来たっていうのにネタがSO FRESH！！ なことに驚いた。

押し寿司とはいえ、大将が握ったのは昨日のことだそうな。普通にお寿司屋さんをやっているから、宅配分は1日20食限定なんですって。

サバ～！

豊後水道で捕れるのは要するに海峡で丸々太った関サバと同じサバですから。肉厚、ジューシーで脂がのっています。

うまい！

穴子～！

こっちの穴子みたいに甘くて蒸してあって、というんじゃなく

西の穴子らしく焼いた香ばしさ＆しっとり食感で新鮮！

きすのてまり寿司～。

内側にでんぶが入っています。きすの上品な味と合うわ～。

なんかさ～、ひとつひとつの仕事の美しさっていうか……、

食べる人に「おっ」と思わせる小さな一工夫大きな満足っていうか……。

ひとつひとつに、私、祝されてるって思わされるんだよね……！

そしてついにその全容が見えてまいりました。

おお……！

泳いでるぅ～～っ！！

お母さん！ 寿司折の中に鯉が泳いでるよ～～っ！！！

遠い実家の母を呼ぶレベルで驚いた後は、

あ～ん……

この時私の頭の中では『2001年宇宙の旅』の音楽がなっていましたよ。

ぱく。

イカ、やわらか～。

イカのうまいお寿司屋さんはうまいお寿司屋さんって、個人的に強く思ってるのですがね。

どうですか。

とにかくイカ、うま～。

そしてその下にはサーモン、ウニ、卵黄が入っていて、錦鯉模様を浮かび上がらせているわけなんだけど、これがコクとうま味甘味まろやかさのハーモニーですわ。

見てうれしい、食べておいしいとはまさにこのこと！

しかも、おまけまでついてました。こ、これおまけ？ という立派なおまけ……！

大分名物のサバの昆布巻きや鯛のてまり寿司が入ってました。これ、完全に名物商品になるやつですよね……？ うれしすぎます大将！

この寿司が来た日は友人が遊びに来ていたので、

みんなで寿司取り合いの写真撮りあいので大盛り上がりとなりましたとさ。

ち・な・み・に

今回注文したのは「会議弁当」2,500円というもので、注文があれば対応してくれるお弁当。なぜ会議でもないのに会議弁当を頼んだのかというとひとえに【日本全国3,000円以内お取り寄せ】だからであって、料金がちょうどだったと。

実際のところ「会議弁当」なのでできれば5個以上から頼んでほしい……という気持ちが大将にはあるんですよ。そこのところよろしくお願いします。

エリアによっては、航空会社を使ったクール便で配送するので、到着希望日、送料については要問い合わせで。

そして個人的に、親族が集ったら頼んでみたい

「寿司の竜宮城・錦（4〜5人前）18,000円」

も、ありますよ～。

お店情報

寿司のお取り寄せ通販「丹匠」

住所：大分県佐伯市日の出町1-6

電話番号：0972-23-7632

営業時間：9:00～18:00

定休日：木曜日は配送不可

ウェブサイト：寿司のお取り寄せ通販「丹匠」

※この記事は2017年3月の情報です。

※金額はすべて消費税込です。

書いた人：稲葉史

甘いものも好きなら辛いものも好きな、要するに食いしん坊の今年四十路。人形町の居酒屋とマレーシア料理店にはちょっと詳しい。男性に、ちょっと素敵なレストランに連れて行ってほしい……とか遠い昔の願望がぶり返してきている3児の母。最近発した一番長い独り言は「（ホットペッパーを見ながら）ああ～、こんなお店に連れていってほしい～ん」。むなしい。 ブログ：迷走うりうり

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