満を持して国内導入となったディーゼルモデル、プジョー 508 SW GT BlueHDi
▲PSAグループが開発したディーゼル「BlueHDi」がついに日本にも登場、まずは308と308SW、508と508SWにラインナップされた。1.6Lターボと2Lターボを導入、508には180ps/400Nmを発生する2Lが搭載される
満を持してのディーゼル、長旅の友に
508の国内導入が始まったのは2011年のこと。約5年を経て、待望のディーゼル仕様がやってきた。プジョーはそもそも1958年からディーゼルモデルを量産しており、近年は世界で初めて量産車にDPF(微粒子フィルター)を採用した先駆的存在だ。
「BlueHDi」と呼ばれるシステムはそのDPFをはじめ、酸化触媒にSCR(選択還元触媒)という3重構造になっており、さらにAdBlue(尿素水溶液)を使用することでNOx(窒素酸化物)を90%削減するという、最新排ガス制御アイテムがてんこ盛りだ。予備知識なく乗り込めば、アイドリング時こそディーゼルであることを意識させるものの、速度がのれば粒が揃い出し、すぐにその存在を忘れてしまう。
今回、日本に導入されたのが、“GT”と名のつくスポーティグレードであり、従来のガソリンモデルのフロントのサスペンション形式がマクファーソンストラット式であったのに対し、ダブルウィッシュボーン式となっている。タイヤも18インチと、ロングツーリングにおあつらえ向きの仕様だ。
モデル末期ということもあり、安全装備まで最新とはいかないが、凝った機構のディーゼルエンジンと装備内容を考えれば、この価格設定が相当に戦略的であることがわかる。ボディタイプはセダンとワゴンのSWがあるが、個人的には開放感あるパノラミックルーフや電動テールゲートを標準装備して30万円高のSWの方を選択する。
▲フルLEDヘッドライトやインテリジェントハイビームを装備。ボディサイドにはさりげなくGTのエンブレムが配されている
▲クロノグラフがモチーフとなるメーター類などが特徴的な、従来からのガソリンエンジンモデル同様のインテリア。SWにはパノラミックガラスルーフを標準装備
▲2Lターボはバランサーシャフトを備え振動と静粛性を向上、軽量化や効率化によりJC08モード燃費を18km/Lとした。組み合わされる6ATは従来よりハイギアード化されている
【SPECIFICATIONS】
■グレード:508 SW GT BlueHDi ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1997cc
■最高出力:180/3750[ps/rpm]
■最大トルク:400/2000[n・m/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:6AT
■全長x全幅x全高:4830x1855x1505(mm) ■ホイールベース:2815mm
■車両価格:464万円
text/藤野太一
photo/向後一宏
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