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ニンジャがズバズバ敵を斬り、宙を舞う!『NINJA SMASHER!』はお手軽・爽快・やり応え抜群な探索アクションゲーム

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妖怪軍団を率いる天狗にさらわれた、とある国の姫君。彼女を救出すべく、正義の忍者が天狗の城へ突撃するが、天狗の返り討ちに遭い、城の外へ吹き飛ばされてしまう。更に城門も閉じられ、中に入れなくなってしまった。かくして行く手を塞がれた忍者は再び姫の元に駆けつけ、天狗を打倒すべく、城門を開く手段を探し出す冒険に出るのだった。

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そんなストーリーと忍者の冒険が描かれる『NINJA SMASHER!(ニンジャスマッシャー!)』を今回は紹介する。インディーゲームディベロッパーの「Q-Cumber Factory」開発による探索型アクションゲームで、2014年8月29日にiOS向けに配信され、2016年にニンテンドー3DS、PCへ移植された。

敵を刀でズバズバ斬り倒していく爽快なアクション、レトロなドット絵で彩られたグラフィックを特徴とする今作。どこか懐かしく、小粒な雰囲気も漂わせているが、肝心の中身は探索型アクションゲームの醍醐味を余すことなく抑えた、抜群の遊び応えを持つ作りになっている。その作り込まれた内容と魅力を以下に綴っていこう。

「スマッシャー」の名に相応しい爽快感にこだわった探索型アクション

ゲームは広大なマップを駆け巡り、各地に点在するダンジョンを攻略していく形で展開。最終的にゲームのスタート地点である「天狗の城」の門を開き、妖怪達の親玉である天狗の打倒、捕らえられた姫君の救出を目指す。

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探索型アクションゲームの代名詞にして、世界的にも有名な任天堂の『メトロイド』を踏襲した構成だが、ダンジョンに潜ったり、そこをクリアすることで新能力が手に入るなど、流れはむしろ『ゼルダの伝説』に近く、その横スクロール版である事を感じさせる作りになっている。
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攻撃も刀による斬撃(近接攻撃)が主体。ただ、少し変わった所として、当たり判定が広めに設定されているほか、ジャンプ中に敵を斬ると微かに滞空時間が発生するようになっている。なので、敵を斬り倒し、近くにもう一匹の敵が居れば、微かな滞空時間を利用して、攻撃を繋げる事が可能。本編の進行に応じて手に入る「二段ジャンプ」の特殊能力と組み合わせれば、一度も地上に降り立つことなく、敵を斬りながら宙を舞い続ける事もできてしまう。

このやり方によって空中浮遊ができてしまう、奇想天外な攻撃アクションが今作最大の特色。当たり判定の広さもあって驚くほど簡単に敵に攻撃が当たる上、滞空時間が発生する仕組みも相まって、スムーズに攻撃を繋げていける。斬った際に派手に鳴り響く「ズバッ!」「ドスッ!」という効果音も爽快で、倒さず無視して構わない敵であっても、快感を味わいたいが為に斬りに行きたくなる独特の中毒性を醸し出している。

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この空中浮遊を使って突破していく場面も複数用意されており、独特のスリルと宙を舞う快感を堪能できる。しかも、大抵このような所に限って、地上にはトゲやマグマと言ったトラップを配置。地に一切降り立たない、確実な空中浮遊を展開していかなければならないのもあって、緊張感も抜群だ。終盤になると、落ちれば問答無用でゲームオーバーになる転落穴も出てくるので尚更である。

アクションとしては正直、使い古されたものなのは否めない。ただ、アクションをより気持ちよく楽しめるようにする為の工夫が凝らされており、探索型アクションゲームとしては珍しい、キャラクターを動かす楽しさを突き詰めた作り込みが成されている。まさに「スマッシャー」…敵などを撃破、粉砕、打ち破るという単語を冠するだけにあるこだわりと言ったところだ。

マップ探索と戦闘に集中できる、テンポ・爽快感重視の作り込み

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探索型アクションゲームの醍醐味を抑えているところも、先の攻撃アクションに並ぶ今作の魅力の一つだ。特に秀逸なのがテンポの良さ。「天狗にさらわれた姫君を助ける」というストーリーがありながら、それにちなんだイベントはオープニングとエンディングしかなく、残る本編はマップの探索と妖怪達との戦闘に特化している。

イベントも短め且つ、台詞によるやり取りはなく、キャラクターの動きだけで表現されるだけ。プレイヤーのどんどん先に進みたいという欲求に応えるべく、足止めとなる要素を徹底して取り除いている。そのおかげもあって、非常にテンポ良く本編が進み、ゲームの要たるマップ探索と戦闘に集中できるのだ。

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ストーリーは置いといて、マップ探索だけに集中したいというこだわりを強く持つプレイヤーなら、思わず「これだよ、これ!」と言いたくなる設計。

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