ゲオでも『Nintendo Switch』即完売 「体感的にはWii Uよりも盛り上がっている」

ゲオでも『Nintendo Switch』即完売 「体感的にはWii Uよりも盛り上がっている」
ゲオ広報さん
ゲームハードの発売日は、ある種の“お祭り”だ

それが、任天堂の送り出す次世代据置機とあればなおさらだろう。

3月3日(金)、この日は『Nintendo Switch』の発売日。

公式オンラインストア(関連記事)はもちろん、「Amazon」といったオンラインショップはじめ、店舗型のゲームショップや家電量販店まで、いずれも予約段階から力を入れていた。

しかし、それでも予約できていない購入希望者が後を絶たない。

Amazonでも有料会員向けに当日0時から追加予約受付を開始。幸運にも予約できた場合は早朝には手元に届いた(関連記事)。

そんな中、レンタルビデオチェーンとしても知られるゲオが、全国1,241の店舗で当日販売分を用意していると発表。

KAI-YOU取材班は、店頭販売の様子を確かめるため、オフィスを構える渋谷を早朝6時前に出発。7時から販売開始するというゲオ北新宿店に向かった。

ゲオ北新宿店の当日販売は5時で受付終了。先頭は0時

『Nintendo Switch』ゲオ北新宿店での発売の様子
あわよくば「一台購入を」とも思っていたが、考えが甘かったようだ。

事前に当日販売数は発表できないと聞いていたものの、多めに確保されているかと思っていたが、なんと北新宿店の当日在庫数は15台だった。

『Nintendo Switch』ゲオ北新宿店での発売の様子0

取材班は6時半に到着したが、やはり15台分の列が形成されている。早朝5時の段階で当日分は締め切られていた。ゲオのバイヤー(買手)の方曰く「初回としてはもっと入荷したかったが、獲得数としては多くいただいていると思うので満足すべきと考えている」との説明があった。

『Nintendo Switch』ゲオ北新宿店での発売の様子1
『Nintendo Switch』ゲオ北新宿店での発売の様子2

先頭に並んでいた外国人の男性は「0時から並んでいた」そうだ。スペイン出身という男性は、同日発売の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と『いけにえと雪のセツナ』を購入。そのまま会社に出勤し午前中は働いて、午後休をとっているため寝ずに遊び倒すつもりだという。

『Nintendo Switch』ゲオ北新宿店での発売の様子3

列の最後尾の日本人男性も、やはり購入した後は仕事で、終わったらプレイすると答えてくれた。Nintendo Switchに期待している点として「古いタイトルのリニューアル」とした。

一方で、予約開始となった1月21日の段階で予約を済ませていたという女性も。やはり『ゼルダの伝説』と、Nintendo Switchの性能を体験できるタイトル『1-2-Switch』を購入。

主要なゲームハードはほとんど揃えていると語る女性は、今後発売を控えている中で購入する予定のタイトルとして、『Splatoon2』や『ドラゴンクエストX・XI』、『マリオカート8 デラックス』などを挙げた。

「『Nintendo Switch』は幅広い層に訴求できる可能性を秘めている」

『Nintendo Switch』ゲオ北新宿店での発売の様子4
冒頭で「新ハードの発売はお祭りだ」と述べたが、ゲオ北新宿店の販売は表面上は粛々と行われた。

もちろん、購入者は期待に胸を膨らませた面持ちで、購入直後に話を聞くとやはり「早くプレイしたい」と口を揃えて答えた。

では、Nintendo Switchの反響を店舗側はどう捉えているのか? また、実際に注目が集まっているタイトルは? ゲオ広報の方にも話をうかがった。

まず、「ゲオアプリ」会員向けのアンケートをとったところ、1月30日から2月3日の期間で2万157人の方が回答(外部リンク:8Pにアンケート結果を掲載)。

そのうち、購入の有無に限らず「興味がある」と回答したのは過半数を若干下回る49.4%という数字に。

また、最も注目度が高いタイトルは、7,830人が回答した4月28日発売の『マリオカート8 デラックス』。リリースと同時発売のローンチタイトルの中では、4,539人が挙げた『ぷよぷよテトリスS』という結果に。

ただし、実際にゲオでの予約販売で一番反応が良かったタイトルは『ゼルダの伝説』だと回答いただいた。

しかし、Nintendo Switchについては、発表当初から、ローンチタイトルの種類が乏しいという指摘が寄せられていた(外部リンク)。

ゲオの広報担当も「ゲームハードの人気は、タイトルがものを言う」とした上で、数多くの人気シリーズを有している任天堂による今後のタイトル拡充に期待したいと話した。

また、「最近では、若い方は、ニンテンドー3DSをはじめとした携帯ゲーム機に親しんでいる。据え置き機でもあり携帯機でもある『Nintendo Switch』は、携帯機に親しんでいる若年層から、据え置き機を家庭で楽しんでいるファミリー層まで、幅広い層に訴求できる可能性を秘めている」とした。

生産終了を発表した任天堂の据え置き機であるWii U(関連記事)と比較して、動きはいいのだろうか?

「数字としては回答できませんが、体感的には、Wii Uよりも(Nintendo Switch)盛り上がっているように感じています。Wii Uの次世代機として考えると、新しい風が吹く期待感は大いにあります」(ゲオのバイヤー担当さん)

最後に、『Nintendo Switch』が今後より販売数を伸ばすには、どんな要素が必要と思うかを聞いてみた。

「やはりタイトルの充実はもちろん、Wifiを使った簡易通話機能などがあれば面白いかと。日本でもeSPORTSの発展を期待していますし、弊社でも力を入れたいと考えています」とした。

引用元

ゲオでも『Nintendo Switch』即完売 「体感的にはWii Uよりも盛り上がっている」

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