【動画】折り紙にヒントを得た防弾盾 .44マグナム弾も余裕でキャッチ
学校やショッピングモール、ナイトクラブで、拳銃を乱射している暴漢に遭遇してしまった時のために、ぜひ用意しておきたいのがこちらの防弾盾! 折り紙の構造からヒントを得た軽くて丈夫な折りたたみ式の防弾盾が、どんな拳銃の弾もがっちり受け止めてくれます!
【動画】Bullet-proof origami: folding Kevlar shield designed by BYU mechanical engineers(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=P_ezsOeX5mQ[リンク]
ブリガムヤング大学(ケント・ギルバート、ケント・デリカットの母校!)の技術者たちによって開発されたのは、“吉村パターン”と呼ばれる折り紙構造にインスパイアされた折りたたみ式の防弾盾。12層ものアルミとケブラー繊維を、展開も収納も簡単にできる形にするのはとても難しかったそうです。現在、警察で使われている防弾盾は40kg以上の重さがあって1人しかカバーできないのに対し、この折りたたみ式防弾盾は半分以下の重さで2~3人をカバーできます。
“吉村パターン”はキリンの缶コーヒーや缶チューハイの缶にも採用されている軽くて頑丈なダイヤモンド構造。弾丸がぶつかるところを超高速度カメラで撮影してみると、どこに当たってもダイヤ構造が全体的に変形することでやんわり確実に受け止めていることがわかります。破壊力の強い.357マグナム弾や.44マグナム弾にも対応。テスト現場を視察したエージェントからの評判も「画期的だ」と上々でした。
日本の伝統的な折り紙の研究から生まれた折り紙構造は、頑丈な車を作るための構造物に採用されたり、人工衛星の巨大なソーラーパネルをコンパクトに折りたたむのに使用されるなど、21世紀となった今日、その価値が改めて見直されています。
画像とソース:『YouTube』より引用
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。