会議の時間が半分以下になるためには? 元ゲーム開発の漫画家のツイートが話題

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皆さんの会社では「生産的でないなぁ」と感じたり、進捗の遅れなどを上司から論難される場になって空気が重くなっている会議を毎回開いている、ということはありませんか? そんな会議を新しく入ったディレクターが変えたという話を、ゲーム開発に携わった経験のある、『新世紀少年サンデーコミックグランプリ』に『七海の623』で優勝した漫画家のがっきーさん(@gakky88NSR)がツイートして話題となっています。

11年前のがっきーさんの職場では、ゲーム開発の中盤で会議が「ミスやトラブルの責任の追求が中心に行われる処刑場」になっていたといいます。そこに新しいディレクターが入り、会議のやり方を見て笑い、次のように指示したそうです。

「まず、進捗の報告は出来てない物、問題のある物だけで良いです。出来てる物は予定表で分かるから必要無い。で、その問題がどうすれば解決出来るか、助けがいるなら何が欲しいかだけを話し合おう。」


「あと問題の犯人探しをやめます。時間の無駄。解決方法だけでいい。」
その発言にリーダーが「問題の所在をハッキリさせるのは重要だ」と異議を唱えたが、「俺は発売までに解決できるならそれは問題じゃないという認識。解決できなかった時は俺が責任取るから。それでいいだろ?」と言った。

さらに、「関係ない人には時間の無駄だし、聞いてる方はたまんない」として説教も無しに。これで会議時間は半分以下になっただけでなく、社員のストレスが減り、積極性やスピード、効率も上がって、何よりも皆が助け合うようになったとのこと。がっきーさんは、ディレクターが「責任を取る」と言ったことが、「挑戦、実験が可能になり、意見交換やアイデア出しが活発になった」理由だと振り返ります。

このノウハウには、「素晴らしい」「こういう上司がいるといい」といった声が集まったほか、「ムダ会議が多い」「説教するのが好きな人多い」といった声や「目標評価制度を導入すると上司はマイナス評価しかしなくなる」といった事例を挙げる人や、「育児にも使える」と普遍性を見出す声までありました。

なお、がっきーさんによると、このディレクターはのちに大手執行役員部長になっていたとのこと。実際の会議のやり方や、マネジメントを見直す上でも、好事例と言えるのではないでしょうか。

参考:新しいディレクターが来て会議を変えた話(Togetterまとめ)
https://togetter.com/li/1079883 [リンク]

※画像はがっきーさんの『Twitter』より
https://twitter.com/gakky88NSR/status/830049700564709381 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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