難民危機の最前線・ランペドゥーサ島の現実を描いたドキュメンタリー
前作『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』で2013年度ヴェネチア国際映画祭の最高峰・金獅子賞を受賞したジャンフランコ・ロージ監督の最新作『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』が2月11日より公開。
本作は、イタリア最南端の島・ランペドゥーサと、そこに住む人々を捉えたドキュメンタリー。
12歳の少年・サムエレを始め、島の人々はどこにでもある平和な毎日を生きてる。しかし、島は、アフリカや中東から命がけで地中海を渡り、ヨーロッパを目指す難民・移民たちの玄関口となっていた。ランペドゥーサには、島の人口約5500人に対して、5万人を超える難民・移民がランペドゥーサへやってきているのだという。
島で唯一の医師や少年との出会いをきっかけに本作の製作を決意し、島へ移住したロージ監督が、ゆったりとした島の日常と島を取り巻く難民問題の現状を、美しい映像とともにドラマチックに描き出す。ニュースでは描かれない島の“真の姿”がそこにある。
海は燃えている イタリア最南端の小さな島
監督:ジャンフランコ・ロージ
(2016年/イタリア・フランス)
2月11日(土・祝)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
(C)21Unoproductions_Stemalentertainement_LesFilmsdIci_ArteFranceCinéma
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