英語の発音が良くなる“TED”で本物に慣れよう!
日本人には、英語に対する苦手意識を持っている人が少なくないだろう。事実、筆者もその1人であった。“難しいものはできるだけやりたくない”という気持ちはみな同じだが、国際化が進む今のご時世、どうやら英語というものが必要不可欠になっているらしい。
TEDという団体をご存知だろうか。
TED(てど、英:Technology Entertainment Design)とは、アメリカのカリフォルニア州モントレーで年1回、講演会を主催しているグループのこと。
TEDが主催している講演会の名称をTED Conference(テド・カンファレンス)といい、学術・エンターテイメント・デザインなどさまざまな分野の人物が講演を行う。講演会は1984年にごくごく身内のサロン的集まりとして始まったが、2006年から講演会の内容をインターネット上で無料動画配信をするようになり、それが契機に広く知られるようになった。
「TED (カンファレンス)」『フリー百科事典ウィキペディア』より
http://ja.wikipedia.org/wiki/TED_(カンファレンス)
今回読者には、この『TEDカンファレンス』で話されたジェイ・ウォーカーさんの実際のスピーチをご覧いただきたい。4分半の動画なので、ぜひ時間がある時にゆっくりご覧いただきたいと思う。題名は『ジェイ・ウォーカーが語る世界の英語熱』だ。
「ジェイ・ウォーカーが語る世界の英語熱」『TED』
http://www.ted.com/talks/lang/ja/jay_walker_on_the_world_s_english_mania.html
このスピーチで、ジェイ氏は「英語というのは津波のように他の言語を押し流すものではなく、あくまでも第2の言語である」としているが(3:27あたり)、この考え方が今後覆される可能性を示唆したい。
今すでに、“英語が話せること”を前提条件としている企業が際立っている。会社内の公用語や、ミーティングでの会話を英語のみにする会社が増えている、という事実を知っている読者もいるはずだ。それはつまり、どのような人であれ今後英会話ができるかできないか、または上手かそうでないかということは、仕事探しでも仕事で良い成果を残すうえでも、重大な要素の1つになりうるということである。
さて、少しずつ焦りを感じてきた人もいるのではないだろうか?そんな人に、英語の発音をネイティブのようにする方法を1つ紹介したいと思う。この方法は通勤途中の電車の中やどうしようもない暇な時間など、普段特に何もしない時間に行えばよい。
その方法とは、大きく2つに分けられる。まず、TEDのスピーチをとりあえず聴きまくることである。とーにかく聴きまくるのだ。今後たくさん聴くことになるので、ぜひオススメのTEDスピーチや、自分が実際に面白いと思ったスピーチを選ぶことをオススメする。スピーチの内容すべてを丸暗記してしまうくらい聴きまくろう。サブタイトルをつけて、内容を理解しながらでも構わないだろう。これだけでも、すでに英語のリスニング能力は大幅に向上するはずだ。ネイティブ特有の、スピード感あふれる英語にもついていけるほどに、である。
少しずつ覚えてきたら、今度はスピーチを後追いしてみる。つぶやく程度でも構わない。重要なのは、後追いの時にスピーカーの発音をできるだけ真似ることに集中することである。最初のうちは難しくても、続けて練習すれば少しずつ発音が本物に近づいてくる。ネイティブの発音に近づけば、その分だけ自分の発音が良くなっている証しなので、常に100%の発音を意識することが大事なのだ。そうすることで、いずれ実際にネイティブの外国人と話した際、または『iOS』向けのアプリ『Siri』に話しかけた際にも、ちゃんと理解される英語の発音を身につけることができるだろう。
筆者は1つの動画に対してこの方法で2か月ほど、暇な時間がある時のみに発音の練習を行ったが、ネイティブのスピーカーの発音と自分の発音をなかなか似せることができたと思う。似せる過程で、発音するときの舌の動きに集中するようになったり、イントネーションに気をつけたりと、普段気にしないことを気にするようになった。この方法が英語の発音を向上させるうえで、ベストな方法であるという確証が筆者にあるわけではないが、少なくとも筆者自身には最もしっくりきている。読者の皆さんにはぜひ一度「だまされた!」と思って、この方法を試して頂きたい。
トップ画像:google image “English” から
※この記事はガジェ通ウェブライターの「shohe_i」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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