30年ぶりにオールガラス製の瓶ラムネを復活させて話題 / ハタ鉱泉に開発の裏側を聞いてみた

5月4日、「ラムネ飲料生産数世界No.1」を謳う大阪の飲料メーカー、ハタ鉱泉株式会社がオールガラス瓶ラムネ「HATA PREMIUM」の予約販売を開始しました。

【ハタ鉱泉公式PV】復活!オールガラス瓶ラムネ「HATA PREMIUM」~2025年5月12日発売~(YouTube)
https://youtu.be/ZhOWUod2-mw

日本国内でのオールガラスのラムネ瓶の生産は1989年に打ち切り、以降は台湾のガラス会社に委託生産をしていましたが、それも1996年を最後に生産打ち切りとなったそうで、約30年の時を経てオールガラス瓶ラムネがHATA PREMIUMとして復活したことになります。

ハタ鉱泉株式会社の広報担当者に詳しい話を伺いました。

――オールガラス瓶ラムネを復活させた理由は?

ハタ鉱泉広報:飲み口までガラス製の懐かしのラムネ瓶で飲むラムネを現代の若い世代にも体験してほしい、またオールガラス瓶ラムネを知る世代にも味わっていただき全世代に瓶ラムネの良さを再認識してもらいたいという思いから開発を始めました。

――開発期間は12年だったそうですが一番苦労された点は?

ハタ鉱泉広報:瓶の形状(特に飲み口部分)の試行錯誤、瓶に最適なパッキンの形状・材質の選定です。温度変化や炭酸ガスの内圧によってずれたり飛んだりしないか等、予想されるさまざまな状況に耐えうるパッキンの選定に特に頭を悩ませました。

――5月4日の「ラムネの日」からHATA PREMIUMの予約販売が開始されていますが、予約状況はどうでしょうか?

ハタ鉱泉広報:ありがたいことに予定していた数量を大きく超える予約をいただいており現在予約をストップしている状況です。再開時期が来ましたら再度公式サイトにてお知らせいたします。

――ちなみに、なぜ5月4日が「ラムネの日」なのでしょうか?

ハタ鉱泉広報:1872年5月4日に千葉勝五郎という方がラムネの商業的な製造販売許可を取得したことに由来しているそうです。

木材を一つ一つ削り出して作ったというHATA PREMIUM専用の木製玉押し栓には、ラムネを開栓するだけの道具にはしたくないという「職人のこだわりが詰まっています」とのこと。

HATA PREMIUM
https://www.hata-kosen.co.jp/pages/9/detail=1/b_id=150/r_id=211/#block150-211[リンク]

※画像:ハタ鉱泉株式会社提供

(執筆者: 6PAC)

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