吸血鬼>人間>ゾンビの種族カーストにエイリアンが殴り込み!? ジョナ・ヒル製作ホラーコメディ『フリークス・シティ』
スクールカーストごときで騒いでいる場合ではございません。そもそも人間なんて良くも悪くもない“真ん中”だったようです。ヴァンパイアが上位カースト、人間が真ん中、ゾンビが下位として共存する世界を舞台にしたSFホラーコメディ『フリークス・シティ』が日本上陸。
吸血鬼はチルドパックの血を、ゾンビは缶詰の脳みそを食べ、人間たちと共存していましたが、突如襲来した大量のエイリアンによってその平和は破壊。吸血鬼もゾンビも人間を襲いはじめ、街なかの人間たちは吸血鬼になるかゾンビになるかあるいは喰われすぎて死ぬかの3択状態に。この世界を救おうと立ち上がったのはスクールカーストでも下の方の3人組。ヘタレの高校生ダグ、好きな男(吸血鬼)のせいで吸血鬼となってしまったパトラ、天才だったのに知能指数の低いゾンビになってしまったネッド。一番頼もしいはずのネッドが「脳みそ……」としか言わなくなってしまったけれど、果たして世界を救う道はあるのか。そしてエイリアンの驚くべき真の目的とは――?
ちなみに3人ともヴァージン。いとおしい。
製作総指揮は『21ジャンプストリート』シリーズ、『ディス・イズ・ジ・エンド』、『ソーセージ・パーティー』など、彼の名がつくコメディにハズレ無しのジョナ・ヒル。脚本は『22ジャンプストリート』のオーレン・ウジエル。ダグが恋するビッチ役に『ハイスクール・ミュージカル』のヴァネッサ・ハジェンズ、パトラが恋する吸血鬼役に『ゴシップ・ガール』のエド・ウェストウィックが務めていたりとなんだか豪華。
おバカでニクめない愛すべきキャラクターたちとギャグの応酬、ぶっ飛び展開でコメディとしても傑作ですが、“吸血鬼とゾンビと人間が共存したらこうなった!”という世界観の作り込みも見どころ。『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』や『ゾンビーノ』が好きな方はグッときちゃうんじゃないでしょうか。しかし元は人間だったゾンビが下位になってしまうのは切ないですね……。
映画『フリークス・シティ』は1月24日より、特集上映『未体験ゾーンの映画たち』にて公開です。どうぞお楽しみに。
作品概要
上映スケジュールは『未体験ゾーンの映画たち2017』公式サイトをご確認ください。
公式サイト:http://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2017
『フリークス・シティ』
原題:Freaks of Nature 2015年/アメリカ/92分
製作総指揮:ジョナ・ヒル『ソーセージ・パーティー』
製作:マシュー・トルマック『アメイジング・スパイダーマン』1&2
監督:ロビー・ピカリング『ナチュラル・セレクション~ほんとうの私に出会う旅』
編集:クレイグ・アルパート『ピッチ・パーフェクト2』
脚本:オーレン・ウジエル『22ジャンプストリート』
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