メキシコの【BPMフェスティバル】で銃撃事件が発生、5人が犠牲に

現地時間2017年1月16日午前2時半頃、メキシコのリゾート地プラヤ・デル・カルメンで開催されていた大規模テクノ・ハウス・フェス【BPMフェスティバル】で銃乱射事件が発生した。
キンタナ・ロー州の地方検事Miguel Angel Pech Senが、17日に記者会見を行い、クロージング・パーティーが行われていたナイトクラブ、ブルー・パロットで男が銃を乱射し、カナダ人、イタリア人、コロンビア人を含む5人が死亡、重症のメキシコ人女性1人を含む15人が負傷したと発表した。犠牲者の内3名はフェスの警備スタッフで、女性1人は事件直後に客が出口へ殺到した際に死亡した。
Pech検事によると、男性がナイトクラブに入場しようとしたが銃を持っていたため制止され、中にいた別の客との間で銃撃戦が始まり、止めようとした警備スタッフが犠牲になった。
この事件は、テロではないとみられているが、現場近くで3名が拘束されており、事件への関与はまだ明らかになっていない。また、現場周辺で別の銃撃事件も起きたが、二つの事件の関連性は現在捜査中とのことだ。
【BPMフェスティバル】は17日にフェイスブックで事件の概要を発表し、「【BPMフェスティバル】は会期中、現地当局(Seguridad Publica/Policia Turistica)と密接に連携し、治安の確保と来場者全員の安全確保に取り組んでいました。この非常識な暴力行為に対する悲しみに打ちのめされており、現地警察や政府関係者の捜査に全面的に協力しています。犠牲になった方々とその家族、そしてこの痛ましい事件に影響を受けた全ての方々に私たちの思いと祈りが届くことを願っています」とコメントした。
フェスティバルの広報担当者は、別会場のザ・ジャングルで行われていたクロージング・パーティーでも銃撃があったとされる報道は事実ではないと米ビルボードに話し、ザ・ジャングルのクロージング・パーティーでヘッドライナーを務めていたカナダ人DJのジョン・アクアヴィヴァは、プラヤ・デル・カルメンは現在封鎖されていると話した。
15日に行われた“This Is The End”パーティーでヘッドライナーを務めたスコットランド人DJのジャックマスターは、「プラヤ・デル・カルメンのクラブに誰かが侵入して発砲した。4、5人が死亡、複数が負傷。BPMに来ているならホテルにいろ」とツイートした。
◎ジャックマスターによる投稿
https://twitter.com/jackmaster/status/820904062614990850
https://twitter.com/jackmaster/status/820915147468394496
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