Android版『R-TYPE』がジョイスティック付きBluetoothコントローラー『Zeemote』で遊びやすくなった

アイレムが80年代にアーケードゲームでヒットさせ、その後続編やさまざまなプラットフォームへの移植により、多くのゲーマーにプレイされた名作シューティング『R-TYPE』。最近ではiPhoneアプリやAndroidアプリとしてリリースされ、既に遊んだという方も多いのではないでしょうか。「スマートフォンで遊ぶのはちょっと……」というAndroidユーザーに朗報。Androidアプリ版『R-TYPE』がジョイスティックを搭載したBluetoothコントローラー『Zeemote JS1 H』(以下『Zeemote』)に対応し、よりゲーム機感覚で楽しめるようになったのです。アプリの配信元であるワーカービーさんに『Zeemote』をお借りして、Androidスマートフォンで『R-TYPE』を遊んでみました。


『R-TYPE』は、コナミの『グラディウス』と並んで80年代を代表する横スクロールシューティング。巨大戦艦や生体兵器との戦闘などSF的世界観と、波動砲のため撃ちや3種類の『フォース』と呼ばれる兵器による多彩な攻撃が大きな特徴です。Android版では2段階の難易度が選択でき、全8ステージを収録。クリアしたステージは次回から選択できるので、短い時間でコツコツ攻略していくことも可能です。
『R-TYPE』がスマートフォンで遊べるようになったのは感慨深いですが、スマートフォンで遊ぶことに不安も感じてしまいます。スマートフォンで遊ぶゲームも種類が増えていますが、たまに気になるのがその操作方法。タップで操作できるカジュアルゲームやタッチパネル操作を前提に作られたゲームなら問題ないのですが、画面のタッチで方向操作するアクションやシューティングが難しいのです。方向を入力している間に指が画面の端まできてしまい、一瞬指を離して画面を再度タッチしなおす必要があったり、指で画面が隠れてしまうのが不満だったりします。

Android版『R-TYPE』はスマートフォンだけでも遊びやすいようにインタフェースが工夫されています。自機の操作エリアを広くとり、タッチした位置から指の動きを認識する「タッチ」、画面上に表示したパッドで操作を入力する「アーケード」から好きな操作モードを選択可能。スマートフォン用ゲームの操作に慣れた方ならこちらを選べばよいですが、ゲーム機のアナログコントローラーやアーケードのジョイスティックが好きな方は『Zeemote』を使うのがオススメ。

『Zeemote』は、ジョイスティックとA/B/Cの3ボタンを搭載するBluetoothコントローラー。AndroidスマートフォンやタブレットとBluetoothでペアリングすると、片手で使えるゲームコントローラーとして利用できます。握った状態では、親指でジョイスティック、人差し指でA/Bボタン、中指でCボタンの操作が可能。国内ではバッファローコクヨサプライが家電量販店や『Amazon』などで販売中。

プレイ姿勢は、片手にスマートフォン、もう一方の手に『Zeemote』というスタイルが可能。左手に『Zeemote』を持てば、ゲーム機のコントローラーと同様の感覚でプレイできます。実際にプレイしてみると、手を離したニュートラルな位置で止まれるという、ジョイスティックのインタフェースのすばらしさが改めて実感できます。指で画面が隠れないのもうれしい!

ショットボタンは大きい方のAボタン、“フォース”の着脱をするフォースボタンは小さい方のBボタンを使用。ショットはゲーム側で設定できるオート連射がオススメ。ため撃ちのときにだけショットボタンを使えば安定して操作できます。「オート連射は邪道」というこだわり派の方もいるかもしれないですが、『Zeemote』の場合はショットボタンを連打しながらジョイスティック操作するのは正直、難しいです。

最近のスマートフォンはHDMIケーブルでテレビに接続できるので、『Zeemote』も組み合わせればさらにゲーム機感覚でプレイできます。コントローラーの操作に集中できるのがうれしいですね。
『Zeemote』を使えば、このようにiPhone版にはない楽しみ方が広がります。『Androidマーケット』を「Zeemote」で検索すると対応アプリが見つかりますが、コンシューマー機レベルのゲームは今のところ『R-TYPE』だけの模様。今後対応アプリが増えることに期待したいですが、『R-TYPE』だけのために『Zeemote』を入手してもよいのではないでしょうか。
『R-TYPE』は現在、通常価格630円のところ298円に値下げして『Androidマーケット』で販売中。セール期間は1月16日までなので、『Zeemote』を手に入れて年末年始は『R-TYPE』にハマってみてはいかが。ステージ1だけ遊べる無料版も配信されています。
『R-TYPE』
対応OS:Android 2.1以上
ファイルサイズ:29MB
通常価格:630円(2012年1月16日まで298円)
提供会社:ワーカービー
(C)IREM SOFTWARE ENGINEERING INC.
(C)2011 ported on Android by DotEmu SAS and distributed in Japan by Worker Bee Inc.
Zeemote公式サイト
http://www.aplix.co.jp/zeemote/jp/
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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