皆既月食! 天体望遠鏡に『iPhone』を取りつけて撮影したリアルタイム中継の一部始終
今回はOrcaさんのブログ『デジタル@備忘録』からご寄稿いただきました。
皆既月食! 天体望遠鏡に『iPhone』を取りつけて撮影したリアルタイム中継の一部始終
世紀の天体ショー! 皆既月食が終わりました。皆既の瞬間は22時05分。月食が始まる前から『Twitter』で中継していましたが凄い時代になりました。感動です。多くの方に『Twitter』経由でほぼリアルタイムで写真を見て頂きました。これも『iPhone』と『Twitter』というツールがあってこそ。感謝感謝です。
さて月食写真のまとめです。月食前の月!
今回の月食を撮影した写真は全て『iPhone』での撮影です。天体望遠鏡に独自のアダプターで『iPhone』を取り付けて撮影しました。露出とピントの調整が非常に難しかったです。
天体望遠鏡はプリズムを通しませんので逆像になります。なので左右天地が逆になっている写真もウェブ上にあるかとおもいます。それはソフトで逆にしたか、もしくは超望遠レンズで一眼レフで撮影した写真だと思います。天体望遠鏡ですと天地左右が逆になります。
撮影していて個人のレベルでリアルタイム配信できることに感動。同じ皆既月食という天体ショーに『Twitter』で同時に楽しめたことはとても有意義でした。
『iPhone』のカメラを使って困ったことはピントの調整と露出の調整です。もちろん有料アプリも使いながら撮影したのですが固定ピントができないので結構ピント位置を『iPhone』が迷うことがありました。
固定ピントやフォーカスの位置をマニュアルで調整出来るアプリがあると便利かもそんなふうに思いました。まあ通常は使用しないでしょうが天体観測では結構重要な点かも知れませんね。
22時の後半になると月が半分以上隠れてきました。月食のスピードの速さに驚きです。
普段見ていると気が付きませんが天体望遠鏡で星を見ていると動いている! という感覚が実感できます。あっという間に望遠鏡の視野外に月が動いてしまいます。そして月食のスピードも早い!!!!
『iPhone』だと露出のマニュアル調整ができませんのでこのあたりからは食が進んだ月の影の部分に露出決まっています。赤くなるんですね〜。感動です。
そして23時05分。完全な食。皆既月食の瞬間です。『Twitter』で同じ感動を共有できたことは私にとってとても大きな出来事でした。中継を見ていてくださった方々ありがとうございました。
執筆: この記事はOrcaさんのブログ『デジタル@備忘録』からご寄稿いただきました。からご寄稿いただきました。
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