ニコニコ動画が5周年 来年4月に「原宿」から「ZERO」へバージョンアップ

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ニコニコ動画(ZERO)は2012年4月29日からサービスを開始する

 サービス開始から5周年を迎えたニコニコ動画は2011年12月12日夜、東京・六本木にあるニコファーレで、ニコニコ動画の次期バージョン「ニコニコ動画(ZERO)」のサービスを来年2012年4月29日から開始すると発表した。また、動画投稿者の著作権を管理するサービス「ニコニ・コモンズ」をリニューアルし、プレミアム会員売上金の一部をクリエイターに進呈する「クリエイター奨励プログラム」を2011年12月13日から開始することも発表した。

 ニコニコ動画は2006年12月12日、「ニコニコ動画(仮)」としてサービスを開始。以降、「(β)」「(γ)」「(RC)」「(RC2)」「(SP1)」「(夏秋冬)」「(ββ)」「(9)」「(原宿)」とバージョンアップを重ねてきた。5周年を契機として、原点回帰の意味を込め、「ニコニコ動画(ZERO)」にバージョンアップする。

 ニコニコ動画ではサービス開始からこれまで、ユーザーが動画を投稿すると、それを元にした派生作品が数多く投稿され、創作の連鎖が生まれて来た。この文化をさらに発展させるために、「ニコニ・コモンズ」をリニューアルする。新しいニコニ・コモンズでは、既存の「素材ライブラリー」に加えて、ユーザーがコラボレーションの元になった作品へリスペクトを示せる仕組みを提供するとともに、ユーザーの創作活動を支援する取り組みを行う。

 これまでのニコニ・コモンズでは、投稿されたコモンズ素材の派生関係を「コモンズツリー」で示していたが、ニコニ・コモンズのリニューアルに伴い、コモンズツリーは「コンテンツツリー」に生まれ変わる。コンテンツツリーでは、対象をニコニコ動画、ニコニコ静画のイラスト、ニコニ・コモンズに拡大し、そのすべての作品の参照関係を表示する。これによって、投稿者はコンテンツツリーを通じて創作の元となった作品(親作品)の作者にリスペクトの心を伝えられるほか、自分の作品が生まれた歴史を作品の閲覧者に示すことができる。

 さらに、クリエイターの創作活動とコラボレーションを支援する取り組みとして、投稿作品の人気度などに応じて奨励金を進呈する「クリエイター奨励プログラム」を開始する。条件は、クリエイター奨励プログラムに動画を登録してから3ヶ月間その動画が公開され続ければ、奨励金を現金またはニコニコポイントで受け取れるようになる。(プレミアム会員限定)。プログラムの登録受付は12月13日から開始する。

 奨励金はプレミアム会員収入の一部を原資とし、クリエイター奨励プログラムに登録している全作品で分け合う。作品の人気度が高いほど奨励金の額も多くなるが、奨励プログラムに登録している作品が多いと、それぞれの作品が受け取る奨励金の額は少なくなる。

 そのほか、新カテゴリ追加とカテゴリグループ再編、カテゴリ合算ランキング復活、Fooさん動画復活、生放送関連リニューアルなど、新機能・サービスも合わせて発表された。詳しくは、ニコニコインフォで見ることができる。

・[ニコニコインフォ] 【5周年】発表まとめ&次回発表会 観覧募集!
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2011/12/027835.html

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]ニコニコ動画5周​年記念新サービス発表会(仮) – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv72117885?po=news&ref=news
・[ニコニコインフォ] 【5周年】発表まとめ&次回発表会 観覧募集!
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2011/12/027835.html

(山下真史)

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