デザインも走りも素敵なルノー キャプチャー、100万円台に!(そして現行ルーテシアの相場も動きあり)
▲今、一番人気のカテゴリーといえるコンパクトクロスオーバーの注目モデル「ルノー キャプチャー」の中古車相場が微妙にお手頃となってまいりました!
チーフデザイナー変更でやたら魅力的なデザインに
ひと昔前、旧々型ルーテシアが後期型にマイナーチェンジされた頃あたりのルノー車全般は、正直申し上げてデザインが微妙だったように思えます。フランス人から見るとアレが「なかなかカッコいい!」と思えたのかもしれませんが、率直に言ってしまえば「地味なのに珍妙」という(筆者に言わせると)謎なデザインが、特にルーテシアには採用されていました。
しかし、マツダでグローバルデザイン本部長も務めたローレンス・ヴァン・デン・アッカーが09年に入社し、そしていわゆるチーフデザイナーに就任して以来、ルノー車のデザインは激変しました。13年9月登場の現行ルーテシアや14年2月登場のキャプチャーは、肉感的でありながらモダンでクールな雰囲気も併せ持つ素晴らしいデザインであると思います。先日登場したばかりの現行トゥインゴも、もちろん同様です。
で、そんな新生ルノーを代表するモデルの一つであるルノー キャプチャーの中古車相場が今、注目すべき展開に入っています。ついに「100万円台」の車両が目立ち始めたのです。
さほどの説明の必要はないかもしれませんが、キャプチャーは前述のとおり13年9月に登場したコンパクトクロスオーバー。大径ホイールと高い地上高、傾斜の強いフロントガラスによる特徴的なプロポーションを持つ車で、随所にセンスの良い遊び心あふれるデザインが採用されています。駆動方式はFFで、搭載エンジンは現行ルーテシアと同じ1.2Lの直4直噴ターボ。組み合わされるトランスミッションは6速DCTの「エフィシェントデュアルクラッチ」です。
▲こちらがルノー キャプチャー。ルノーの新しいデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」の2番目である「Explore(冒険の旅に出る)」をテーマとしたコンパクトクロスオーバーです
▲日本では最上級グレードにあたる「インテンス」の内装。ポップな色づかいがナイスですね
話題のシトロエン C4カクタスに対しても優位性あり?
そんなキャプチャーの新車価格は、充実装備の「インテンス」が267万2000円で、比較的シンプルな装備の「ゼン」が256万9000円。……これはなんともビミョーな金額です。輸入車の新車としては客観的に見て全然高くはないのですが、オプションや諸費用を含めた支払総額は300万円ぐらいにはなります。そう考えると、筆者のような庶民としては「……一概に安いとは言えないよなぁ」と思うわけです。で、「もう一声、せめて車両価格が100万円台だと嬉しいのだが……」と思うのです。
しかし今、前述のとおり100万円台の中古車がやっと散見されるようになってきました。具体的には、走行数千kmから2万kmぐらいのインテンスが170万~190万円付近で、ゼンが180万~199万円あたりというニュアンス。廉価仕様であるゼンの方が高いのは、こちらは今のところ走行距離的にこなれた個体が少なく、どれも走行距離100kmとか200kmであるためです。
こうなりますと、支払総額で見ておおむね190万~210万円ぐらいでなんとかなりますので、筆者のような庶民系輸入車好きにとっても十分「射程圏内」に入ったと見ることができます。同じカテゴリーの最新人気モデルであるシトロエンのC4カクタスも大いに気になるところですが、あちらは新車価格238万円(ファブリック)/241万円(ベロア)ですので、乗り出し価格は200万円台後半になるはず。ていうか初回導入分の200台はすでに完売です。となれば、「支払総額200万円以内で即納!」となる可能性も高いルノー キャプチャーの中古車を今、とっとと買ってしまうのもアリかと思うのですが、どうでしょうか。
▲こちらはシンプル装備が特徴となる「ゼン」。外装は2トーンカラーではなくワントーンカラー
▲インテンスと違い、ゼンのインテリアは落ち着いたダークトーンでまとめられています
現行ルーテシアならさらに手頃な「150万円以下」でイケます
とはいえ「総額200万円級だとまだ高いよ!」とか、あるいは「ウチはもう少し小さい車でも十分なんだよね」という人もいらっしゃるでしょう。そしてそんな場合でも、肉感的でモダン&クールな新世代ルノーは十分に購入可能です。コンパクトFFハッチバックである現行ルーテシアの中古車相場も、同様に下がってきているからです。こちらであればおおむね150万円以下、具体的には130万~149万円ぐらいの車両価格で、走行2万km台から3万km台の中古車を探すことができるでしょう。
▲小型車の常識を超えたグラマラスな面構成が魅力的な現行ルーテシア。走りも、ドイツ車に勝るとも劣らない硬質感と、それでいてフランス車らしい柔らかさも感じられる素晴らしいものです
150万円以下の車両価格で狙える現行ルーテシアは中間グレードである「インテンス」が中心で、希に「ゼン1.2L」も見つかるというのが現在の状況です。「ゼン0.9L」はエンジンもトランスミッションも異なるちょっとした別物ですが、インテンスとゼン1.2Lはエンジンも変速機も同じで(1.2L直噴ターボ+6速DCT)、違いは少々の装備レベル。グレードにはさほどこだわらず、あくまでもコンディション重視で選ぶことをオススメしたいと思います。
いずれにしましても、肉感的でモダン&クールな新世代ルノーの一部モデルは今、中古車としてもなかなかの旬です。実は意外とお安いのです。とはいえ、街を走っている台数は(遺憾ながら)少ないですし、中古車の流通量もメジャーブランドの車種と比べれば少なめです。それゆえ探すのにほんの少々の手間はかかるかもしれませんが、その分だけ「希少性」というバリューを存分に味わうことができるはずです。
個性的で美しい、しかし中身はバリバリの実力派な輸入車をお手頃予算で探している人は、ぜひ200万円以下のルノー キャプチャーならびに150万円以下の現行ルノー ルーテシアにご注目いただきたいと思います。
ルノー キャプチャー(現行型)を探してみる▼検索条件ルノー キャプチャー(現行型)× 車両本体価格200万円以下 × 修復歴ナシルノー ルーテシア(現行型)を探してみる▼検索条件ルノー ルーテシア(現行型)× 車両本体価格150万円以下 × 修復歴ナシtext/伊達軍曹
photo/ルノー・ジャポン
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