1曲90秒が逆に楽しい!? 『AWA』のハイライト再生で盛り上がれるプレイリストに注目
11月12日に1000万ダウンロードを突破、『Google Play』が発表した『ベスト オブ 2016』のベストエンターテインメントアプリ部門では『Spotify』を押さえて大賞を受賞したストリーミング音楽サービス『AWA』。11月から月額無料プラン『Freeプラン』で、1曲90秒で再生する『ハイライト再生』の機能を提供し、月に20時間までオンデマンド再生が可能になったことをお伝えしました。
参考記事:
1000万ダウンロードを突破したストリーミング音楽サービス『AWA』はここがスゴい
https://getnews.jp/archives/1561982
『ハイライト再生』は、1つの楽曲から90秒抜き出した部分を、DJがつなぐようにフェードイン・フェードアウトして連続再生できる機能。一見、不自由に思えるこの『ハイライト再生』が、逆に『AWA』というサービスを特徴づけ、ユーザーも「面白い」と思えるフォーマットになっているようです。
90秒ってどれぐらいの長さ?
ハイライト再生で設定されている“90秒”という長さ。音楽を聴くときにどれぐらいの長さをイメージしたらよいのでしょうか。一般にポップミュージックは1曲が2分半~3分半の長さのものが多く、きっちり3分間の楽曲なら、ちょうど半分聴けるということになります。
たとえば東京事変の『能動的三分間』は、ちょうど3分間になるように制作された楽曲。『ハイライト再生』で聴いても、折り返しの間奏部まで聴けるので気持ちよく90秒の再生時間を味わえます。
The Clashの『白い暴動』の曲の長さは1分56秒、ビートルズの『プリーズ・プリーズ・ミー』はちょうど2分。3000万曲以上そろった配信楽曲の中には2分以内の名曲も意外と多く、90秒あればほぼフルに聴けてしまうわけです。
ピコ太郎の『ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)』は45秒。『ハイライト再生』でもフル楽曲が聴けてしまいます。
こう考えると、実は90秒あれば意外と楽曲の魅力を味わうことができるのが分かるのではないでしょうか。
※一部『ハイライト再生』に対応しない楽曲もあります
ハイライト再生に注目したプレイリストも
1曲90秒という『ハイライト再生』の面白さに気付いたユーザーが、『ハイライト再生』向けのプレイリストを公開する動きも出てきました。
“ハイライト再生が最高にパリピになるプレイリスト”は、1曲目の『ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)』フル楽曲からスタートして、ピコ太郎の世界的ブレイクのきっかけとなったジャスティン・ビーバーの『Beauty And A Beat』、カーリー・レイ・ジェプセン『Turn Me Up』とつながっていく、パーティーチューン主体のプレイリスト。“ハイライト再生で楽しむあの頃のミックステープ。”というプレイリストも公開されていて、切れ目なく曲をつないで再生する『ハイライト再生』用のプレイリストには「ミックステープ」という表現がぴったりだなと納得。
“ハイライト再生が最高にクールになるBABYMETAL”“90’s globe ハイライト再生でもいい!”のように、同一アーティストにフォーカスした『ハイライト再生』向けプレイリストも。特にBABYMETALは、疾走感のある楽曲が切れ目なくつながっていくのが痛快でオススメ。好きなアーティストの魅力を凝縮したプレイリスト作成に挑戦してみるのも楽しそうです。
『AWA』公式でも“アラサー世代に送る、あの頃へタイムスリップできるJ-POPハイライト”というプレイリストを公開しています。こちらは、GLAY、鈴木亜美、ORANGE RANGE、CHEMISTRYなど2000年代近辺のチャートをにぎわせた楽曲が100曲も収録されたプレイリスト。特定の時代の空気感が1曲90秒という密度でギュっと圧縮された、濃厚なプレイリストになっています。
紹介したプレイリストを聴くには、『AWA』から「ハイライト」のキーワードで検索したプレイリストをチェック。個人で聴いて楽しむだけでなく、年末年始のホームパーティーなどでも、みんなで盛り上がれるBGMとして活躍しそうです。
画像:『AWA』ウェブサイトとアプリから引用
AWA – 音楽ストリーミングサービス
https://awa.fm/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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