流行語大賞審査員の歌人・俵万智さん 「日本死ね」選出で自身の思いをツイート
12月1日に発表された『ユーキャン新語・流行語大賞』。大賞に野球ファンでなければあまりなじみのない「神ってる」が選ばれたことについて賛否がわかれていたが、それにも増して今回はトップテンに「保育園落ちた日本死ね」が選出されたことについて賛否両論となり、ネット上を中心に波紋が広がっていた。さまざまな人がこの件に関して発言する中、審査員をつとめた歌人の俵万智さんの『Twitter』アカウントにも批判ツイートが殺到し炎上ともいえるような状態になっていた。
参考記事:「保育園落ちた日本死ね」が流行語大賞トップテン つるの剛士さんや俵万智さんの『Twitter』炎上中
https://getnews.jp/archives/1564529[リンク]
そんな中、12月10日に俵さんは自身の『Twitter』を更新。
ちょっと見ないうちに、何か書かないと次に進めない雰囲気になっていました。だから一回だけ、その件について、私の思いを書きますね。お騒がせ&ご心配おかけしました。
— 俵万智 (@tawara_machi) 2016年12月10日
ちょっと見ないうちに、何か書かないと次に進めない雰囲気になっていました。だから一回だけ、その件について、私の思いを書きますね。お騒がせ&ご心配おかけしました。
「死ね」が、いい言葉だなんて私も思わない。でも、その毒が、ハチの一刺しのように効いて、待機児童問題の深刻さを投げかけた。世の中を動かした。そこには言葉の力がありました。お母さんが、こんな言葉を遣わなくていい社会になってほしいし、日本という国も日本語も、心から愛しています。
— 俵万智 (@tawara_machi) 2016年12月10日
「死ね」が、いい言葉だなんて私も思わない。でも、その毒が、ハチの一刺しのように効いて、待機児童問題の深刻さを投げかけた。世の中を動かした。そこには言葉の力がありました。お母さんが、こんな言葉を遣わなくていい社会になってほしいし、日本という国も日本語も、心から愛しています。
とツイートした。これに対し、かなり多くの返信が寄せられている。
「でも流行語大賞で『日本死ね』を流行語と認定してしまった結果、 ネットでは日常で使わなくてもいい『日本死ね』という言葉が再ブームしちゃったんですが… 多くの人が指摘していますが、そもそも『日本死ね』など一般的にはまったく流行していませんでした。」
「日本死ねって言葉を広めておいて、こんな言葉を使わなくてすむような世の中にしたいみたいな、偽善者丸出しなとこがたまらん。」
「ハチのー刺しって、榎本三恵子さんですか? 反日側の陳腐な文と内容が一緒ですね。俵さんも、『そう言う事』だと言う事ですか・・・。」
「『土人』が、いい言葉だなんて私も思わない。でも、その毒が、ハチの一刺しのように効いて、沖縄パヨクの異常性を投げかけた。世の中を動かした。そこには言葉の力がありました。警察官が、こんな言葉を遣わなくていい社会になってほしいし、(以下略)」
「あなたの歌が好きでした。大好きでした。言葉の美しさを大切にしてくださる歌人さんだと、尊敬していました。「俵さんだけは、反対してくれたに違いない!」と思っていたのに…。」
といったような、批判の声が多い模様である。また、「日本死ね」のブログ主は児童手当に所得制限がかかるほど収入には余裕があったから保育園に落ちたのでは? といった疑問を投げかける人もいたようだ。
※画像は『Twitter』より引用
元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。
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