結婚式のご祝儀 「偶数」の金額は避けるべき?
社会人ともなれば、冠婚葬祭のマナーくらい身に着けていたいもの。2011年12月1日のニコニコ生放送では、株式会社ドワンゴの社員研修として、『結婚と葬式も学習!”公開”ドワンゴ社員研修・冠婚葬祭マナー編』が放送された。社員研修の司会を務めたのは、声優の明坂聡美さん。そこに講師として招かれた、現代礼法研究所代表の岩下宣子氏は、結婚式では誰もが頭を悩ませることとなるご祝儀の相場について「お金に関しては、自分の経済状態に応じて、相手とのお付き合いで考えればいい」と述べ、何よりも相手を思い遣るのがマナーであると説いた。
■冠婚葬祭の「冠」って何?
冠婚葬祭と一言でいうが、”婚”、”葬”、”祭”がなんであるかは容易に想像ができる、ではいったい”冠”とはなんであろうとの問いが、番組の冒頭に出題された。正解は成人式である。今では、1月の第二月曜日に、二十歳になれば誰しも成人式を迎えられるが、
「昔は大変だったのよ。男の子だったら、俵一俵を担いで一定の距離を歩く。女の子だったら、どれだけの草取りができるか。成人として認められるには、地域によって一定の基準があった」
と、岩下氏は語る。
■誰もが一度は悩むご祝儀の額
では「婚」、つまり結婚式に招待され、誰しもが頭を悩ませるのは包むべきご祝儀の金額ではないだろうか。今回の放送でも取り上げられ、まず以下の問いが用意された。
「祝儀の金額は割り切れる『偶数』の数を避け、『奇数』にするべきだ」
これは、○×クイズ形式で、答えは「×」。
岩下氏は、その解答を解説し、
「”奇数吉、偶数凶”ってわかるかな? 日本ではめでたいときは奇数、悲しいことは偶数っていわれてたんですけど、お金に関しては”0″がつくから、みんな偶数になっちゃう。(ご祝儀は)自分の経済状態に応じて、相手とのお付き合いで考えればいい」
と述べた。
また岩下氏は、「いま、結婚式のご祝儀に包む相場として2万円でもいいってことになってますけど、2はペアになる数字」と、結婚式では縁起の良い数字であると続け、仲の良いお友達同士であれば、あらかじめ金額を決めてしまっておけば、気も遣わず楽であると語った。
それを受けて、司会の明坂さんが「じゃあ、ドワンゴ社員は2万円でいきましょう」と、勝手に祝儀を決め、会場の笑いを誘っていた。なお、避けるべき数字もあり、死をイメージする”4″と、苦しみにつながる”9″は、おめでたい席にあっては忌避すべきという。さらに、ご祝儀は結婚式の会場で渡すより、前日までに渡して準備資金にあててもらうと良いとのことであった。
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] 「ご祝儀の額は奇数にすべき?」から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv72109435?po=news&ref=news#0:19:27
(ハギワラマサヒト)
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ウェブサイト: http://news.nicovideo.jp/
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