【国会ファイトクラブ】平沢勝栄議員(山岡賢次議員とマルチ商法との関わりについての追及)
「国会ファイトクラブ」とは、国会でおこなわれた審議の中から、質問者ごとに注目すべきやりとりを切り出し、最高のファイター(質問者)を称えるという企画です。ファイター(質問者)ごとに5名のレビュアーが点数をつけ、その合計点を競い合います。今回は「国会ファイトクラブ シーズン1」ということで11月8日、9日に行われた衆議院予算委員会のレビューをおこないます。注目すべきやりとりはすべて動画で切り出していますので、あなたも動画を観てコメント欄に感想を書いてみてください。
[これまでの「国会ファイトクラブ」に関する記事]
ファイター: 平沢勝栄議員(自由民主党・無所属の会・東京17区)
「国会ファイトクラブ」 シーズン1 ラウンド7
衆議院予算委員会2011年11月8日基本的質疑
【質問】平沢勝栄議員
【答弁】山岡賢次消費者及び食品安全担当大臣
[配信先によっては動画がそのまま閲覧できない場合があります。そのときはガジェット通信本サイトで動画を御覧ください]
(平沢議員とマルチ商法の関連についての追求)
「流通ビジネス推進議員連盟と、要するにマルチ商法を応援する民主党の議員連盟がですね……」
※伊賀市は委員長の地元だそうです。
平沢議員が証人喚問を要求、売り言葉に買い言葉状態です
山岡大臣「長い付き合いですから、友情を持って……」
山岡大臣の義父の10年前のペンネームへの改姓改名とお墓参りについて
ファイター(質問者):平沢勝栄議員の評価
凡例)レビュアー氏名 技術点+芸術点=総合点 コメント
岸博幸 技3+芸4=計7点 「さすがテレビ慣れしている」
大熊利昭 技4+芸4=計8点 「さすが元警察官僚」
キック柴田 技2+芸1=計3点 「TV で見せるおとぼけキャラ炸裂。マルチ山岡大臣の能弁振りを存分に盛り立て自失点」
元官僚X 技1+芸1=計2点 「墓参りとかどうでもいい。質問の論拠の信ぴょう性も疑わしい。」
議員秘書P 技2+芸3=計5点 「興奮しすぎ」
技術計12点+芸術計13点=総合計25点
平沢勝栄議員の総合点は50点満点中25点でした。
国会ファイトクラブ~国会質疑クロスレビュー:ルール説明
採点方式
●技術点( 5点満点): 質問者の攻撃の有効性を評価
●芸術点( 5点満点): 質問者による攻撃の華麗さやエキサイティングさを評価
●総合点(10点満点): 技術点+芸術点
今回のレビュアー
◇岸博幸さん 慶應義塾大学大学院教授
◇大熊利昭さん 政策シンクタンク勤務、元国家公務員制度事務局企画官
◇キック柴田さん 国会批評家(初級)
◇元官僚Xさん 元経済官庁勤務
◇議員秘書Pさん ベテラン国会議員秘書
国会審議の楽しみ方
国会では日々重要な審議がおこなわれていますが、通常これらすべてを観ることは不可能です。しかしテレビのニュースではほんの一部しか紹介されず、ちょっと物足りない。
そこで生まれたのがこの「国会ファイトクラブ」という企画です。この企画ではまず、国会審議の中から注目すべき部分を動画で切り出してご紹介しています。これを順番に観ていくだけでもある程度国会の「今」を知ることができます。さらに複数のレビュアーによる評価とコメントによりその質問や答弁が客観的に見てどのくらい価値があるものかということを知ることができます。
これらの審議は国の将来と私達の生活へダイレクトに繋がるものですから、その瀬戸際での激しいやりとりはそもそも非常に面白く、まさにリアルそのものです。場合によっては政府が激しい批判を浴びた末に政策転換される重大な瞬間に立ち会える可能性があります。
政治家は背後に支援組織などもあり、国会はまさに政治生命をかけた戦いの場でもあります。その真剣勝負は、本格的なディベート番組としても見応えがあります。さらに国会は演説やブログ、メルマガといった一方的な情報発信とは違い、相手のいるディベートの場ですから、政治家がどのくらい勉強してこの場に挑んでいるかがよくわかり、ディベート能力とあわせて政策に関する見識や問題意識までもはっきりと見えてきます。そして国会審議を通して素晴らしい政治家を見つけ出す、という楽しみもあります。国会審議は今最も面白く、活きたコンテンツだと言えます。この「国会ファイトクラブ」を通して国会審議に興味を持ち、楽しんでいただければと思います。
参考)
国会の楽しみ方に関する詳しい解説に関してはこちらも御覧ください
「好プレー!珍プレー!国会ダイジェスト」(現代ビジネス)
http://gendai.ismedia.jp/category/diet [リンク]
[協力: 東京プレスクラブ http://tokyopressclub.com/]
トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。
ウェブサイト: http://getnews.jp/
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