ストリーミング音楽サービス『Spotify』が国内向けサービスを一般に公開 『Twitter』などの対応サービスや対応オーディオ機器を発表
9月29日に招待制で一部ユーザーにサービスを開始していたストリーミング音楽サービス『Spotify』は11月10日、一般向けに公開を開始したことを発表しました。これに合わせて、対応サービスや対応オーディオ機器を発表しています。
『Spotify』は、2008年にサービスを開始し、全世界で1億人以上の利用者がいる音楽配信サービス。広告付きの無料プランと月額980円の有料プランを用意しています。4000万曲以上の楽曲を配信し、日本でも国内外のアーティストによる4000万曲の楽曲にそのままアクセスが可能。iOSとAndroid向けアプリとパソコン、PlayStation 3、PlayStation 4から利用できます。
発表会では対応サービスのひとつとして、ユーザーの周囲で流れている楽曲を認識する音楽認識サービス『Shazam』を発表。『Shazam』ユーザーはアプリを利用したままで認識した楽曲を『Spotify』で再生したり、プレイリストに追加できるようになりました。
楽曲やアルバム、プレイリストをSNSでシェアする機能はもともとありましたが、『Twitter』ではシェアした楽曲をカード形式で表示、30秒間だけ試聴できる『Twitterオーディオカード』に対応。アイコンをタップして『Spotify』アプリを立ち上げると、フルで楽曲を聴くことができます。
Spotifyが対応したTwitterサウンドカードはこれか https://t.co/VDijPKj5mt
— 宮原俊介 (@shnskm) 2016年11月10日
有料プランで対応する『Spotify Connect』の対応機器が発表されました。本日から利用可能になり、対応機器は100種類以上に上るとのこと。
オーディオ機器メーカーでは、オンキヨー、ソニー、テクニクス、デノン、パイオニア、パナソニック、BOSE、マランツ、ヤマハが対応します。
たとえばBOSE社製のワイヤレススピーカー『SoundTouch wireless music systems』では、『Spotify』アプリをインストールしたモバイル機器をリモコンのように利用してスピーカーから再生したり、スピーカーの専用アプリから『Spotify』の楽曲、アルバム、プレイリストを検索して再生が可能。本体のプリセットボタンにプレイリストなどを登録すると、モバイル機器がなくてもボタンを押して『Spotify』上のプレイリストを再生可能になります。
Bose & Spotify – Better Together(YouTube)
https://youtu.be/GIqhFvFZO0o
オーディオ機器のほかにも、BMW、MINI、ボルボといったメーカーの自動車、Googleの『Chromecast』、『Chromecast Audio』、ソニー製のAndroid搭載テレビが対応。
ゲーム機との連携は、サービス発表時にも目玉としていた機能のひとつ。PlayStation 3、PlayStation 4の『PlayStation Music』上で『Spotify』のサービスが利用でき、ゲームしながら聞くBGMとしての利用を提案しています。
PlayStation Music meets EGOIST(YouTube)
https://youtu.be/BrP5EnNIyRk
Spotify
https://www.spotify.com/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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