NHK「今回の紅白出演者に暴力団と関わりのある者はいない」
大みそかに放送される第62回紅白歌合戦の出場歌手発表会が2011年11月30日、東京・渋谷のNHKであった。発表会後の囲み取材で、同番組を担当するエンターテインメント番組部の古谷太郎氏は、第62回紅白の出場者に「暴力団との関わりを持つ者はいない」との認識を表明した。
東京都暴力団排除条例が今年10月に施行されたあとの11月9日、NHKは「出演契約における暴力団等の排除についての指針」を出している。これは「暴力団等と密接な関わりを有する者」とNHKが判断した出演者に対し、出演契約を停止する場合があるというもの。
古谷氏は第62回紅白歌合戦出演者の発表前に「今回、この指針を理由に出演をとり止めていただいた方はいない」と宣言。発表会後の囲み取材でも、各出演者に対しレコード会社を通じてNHKの指針に抵触していないことを確認したという。
また、紅白歌合戦ではこれまで、業界の慣習から出演者と契約書を交わしていなかったが、今回は特別な措置として「了解事項」を記した文書を用意し、これに出演者本人または事務所関係者から署名をもらう。「了解事項」は30日、すでに各出演者のもとに発送済みだという。
◇関連サイト
・出演契約における暴力団等の排除についての指針 – pdfファイル
http://www.nhk.or.jp/pr/compliance/pdf/keiyaku-shishin.pdf
(土井大輔)
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