民進党・蓮舫代表や舛添要一前都知事に鳥越俊太郎候補……2016年の『お前がいうな大賞』を考えてみる
今年の9月、ガジェット通信では
民進党・蓮舫代表「ミスで済まされる話ではないと思う」のツイートに『9月のお前がいうな大賞』の声も
https://getnews.jp/archives/1527865[リンク]
という記事をお伝えした。
舌鋒鋭くさまざまな問題に切り込んでいく姿勢で人気の民進党・蓮舫参議院議員(@renho_sha)。立候補した7月の参議院選挙では最多得票、9月には民進党の新代表に選出された。しかし、代表選の少し前から自身の二重国籍問題を取り沙汰される。国籍等に関連した過去の発言がネット上では数多く「発掘」されているのだが、なんとも現在主張することと辻褄の合わないものばかり。
9月26日には『Twitter』にて
何だこれは、との思い。https://t.co/MPfl5cK1OR
ミスで済まされる話ではないと思う。調査する。
— 蓮舫・れんほう@民進党 (@renho_sha) 2016年9月25日
と、内閣法制局の安全保障関連法に関する書類の記事に対し
何だこれは、との思い。
ミスで済まされる話ではないと思う。調査する。
とツイート。ジャーナリストの石井孝明さん(@ishiitakaaki)は
9月のお前がいうな大賞
とツッコミを入れていた。
ネット上では、「お前が言うな」的発言はいわゆる「炎上の燃料」となることが多い。
今年を振り返って考えてみるに……
1月はタレントのベッキーさんとバンド”ゲスの極み乙女。”の川谷絵音さんに文春砲が直撃し大炎上。ベッキーさんのこれまでの優等生タイプの言動がことごとく「お前が言うな」的にいじられる事態に。その後、ベッキーさんはテレビから姿を消す。一方で川谷さんは先日新しい交際相手の未成年タレントと一緒に飲酒していたことが発覚、そのタレントもテレビ番組を降板することに。今年1月に発売になったゲス極のアルバムタイトルが「両成敗」で、最初の曲が「両成敗でいいじゃない」というのは今となっては皮肉である。しかし、川谷さんは「お前が言うな」というより「”ゲスの極み”だから」で済まされてしまうという一面も。
2月には民主党の岡田克也氏が自民党の育休不倫議員辞職に対し発言。こちらにツッコミが入っていた。
参考:育休不倫議員辞職で民主党・岡田代表「自民党の責任は重い」 「モナ男(細野豪志議員)に言え」と総ツッコミ
https://getnews.jp/archives/1394774[リンク]
4月、タレントの”みのもんた”さん(@_mino_monta)が『Twitter』を開始、4月中旬に発生した熊本地震に「支援のやり方も甘い。自衛隊きちんとして欲しいね」とツイートし即炎上。
参考:みのもんたさんが『Twitter』を開始 震災に「支援のやり方も甘い。自衛隊きちんとして欲しいね」とツイートし即炎上
https://getnews.jp/archives/1448582[リンク]
5月と6月にかけては舛添要一・東京都知事が大炎上していたが、こちらは過去の発言や著書の内容がことごとく「お前が言うな」的なものだった。
7月には漫画家のやくみつるさんが「ポケモンGOをやっている人、心の底から侮蔑します」と発言。こちら、流行語大賞の審査員をやっているお前が言うなという感じだろうか。
また、都知事選に立候補した鳥越俊太郎さんも「お前が言うな」的発言が多数見受けられたが、その中でも落選後の8月に『ハフィントン・ポスト』のインタビュー記事で言っていた
「今の国民ははっきり言うと、ボケてますよ」
はかなり強烈だったかと思われる。
9月の「お前が言うな大賞」が蓮舫代表というのは異論のないところか。10月も終わろうというのに、未だに何かあるごとに「お前が言うな」となってしまう始末。
また、9月から10月にかけてブログが大炎上した長谷川豊アナ、ブログで
「世の中には、歪んだ正義感を振りかざす、ネット上でしかうっぷんを晴らすことのできないバカが田舎の公衆便所の小バエのごとく、大量にいます」
「今回、『殺せ』という言葉を必死になって取り上げている、何の理解力もない小学生レベルのバカが大量に沸いていますが、アホらしくて相手にする気すら起きません」
など挑発を続けたがゆえにテレビ番組のレギュラーは全部降板となってしまう。
それら「歪んだ正義感を振りかざす」「何の理解力もない小学生レベルのバカ」の他にも、ブログには「お前が言うな」的ワードが多数綴られている次第である。
この他にも多数あるだろうが、とりあえず今回ざっと挙げてみた。「これが挙げられていないのはおかしい」というものがあったら、是非ご意見をお寄せいただければ幸いである。
※画像は『Twitter』より引用
元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。
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