老後の生活費確保のために 今からすべきこととは?
今まで通りの社会保障は今後期待できない
日本はとても安全で便利がよく清潔な国です。
だからほとんどの国民が長生きできます。
長生きしたらそれだけ社会保障が充実しているかというと、現在私たちの老後はとても不安です。
借金大国日本には、いままで通りの条件で老後の生活を支えていく力は残っていないようです。
国は国民に自助努力を求めています。
年金も今の水準よりは少なくなるだろうし、年金開始年齢も近い将来70歳なんてことになってしまうかも。
今までとは違うということに、気づいてください。
特に30代から40代の方たち、親のアドバイスはあてにならないことも理解しましょう。
自分で老後資金を作ることが必要な時代
では私たちは今から何をしていかなければならないのでしょうか?
国の求めている自助努力=自分で老後資金を作る、ということです。つまり資産形成です。
借入にはとてもお得ですが、現在はマイナス金利政策が続いています。
しばらく続くとすれば、バブル崩壊後下がり続けた預金金利を利用した、預貯金だけでの資産形成では、かなりの努力が求められます。
ほとんど増えない、インフレになるとすればむしろ目減りする預貯金。
がむしゃらに働き、爪に火をともすような節約生活が待っています。
せっかく生きているのだから、自分の働いたお金を、自分の楽しみにも使いたいですよね。
過度の節約モードは、日本経済にも悪影響を与えます。
老後に向けてどのように資産運用を行えば良いか?
ではどうしたらいいのでしょうか?
正しい知識を身につけて、資産運用を行うことをお勧めします。
運用?リスク?小さい時からお金の教育を受けていない私たちの中には、拒絶反応を起こす方も少なくないはず。
投資と投機を勘違いしているかもしれません。
投資と投機は違いいます。
投機は短時間でお金を増やすこと。デイトレーダー、FXなど。
勝負の世界です。勝つ人がいれば負ける人がいます。損をする可能性も大きいです。
投資は投機とは違うのです。投資は長い時間をかけてお金を育てていくこと。みんなで利益を享受すること。
投資には必ずこれだけ儲かるという約束はありません。
値動きがある分、長い時間があれば儲かるときを待つことができます。
損失がでても回復することを待つことができます。
最近の大きい事件、リーマンショックでは、保有している運用資産が半分になったなど悲惨でしたが、解約せず持ち続けた人は、2倍になったなどうれしい報告が聞かれました。
つまり何があっても持ち続けて待つことが大事なことです。
すべての余裕資金を投資に回すことはお勧めしません。
まだまだ使うことが先の老後のお金の準備の一部を投資に利用してみてはいかがでしょうか。
投資には金利という強い味方があります。
金利があれば楽にお金を増やすことができます。
上手に運用するには、長期・分散・複利を意識してください。短期間でやめないこと。
銘柄分散、毎月買うなどの時間分散、元本プラス利息にまた利息が付く複利運用で雪だるま式に増やします。
投資信託などの毎月分配型は、複利効果が薄れるのでお勧めできません。
分散することにより大勝ちしませんが大負けしません。
大きく減らさないことが運用成功の秘訣です。
資産運用のため投資の知識を身につけることが大切に
資産運用にはいろんな方法があります。
時間がある人無い人、面倒くさいことが嫌な人、だれでも自分に合った運用方法を探すことができます。
老後が不安と思うなら、まず少額から始めてみてください。
そのためにも知識は絶対に必要です。
老後の明暗をわけるのは、早い段階に投資を始められたかにかかるかもしれません。
自分で勉強するのも大変です。
ファイナンシャルプランナーにアドバイスを求めていただいてもいいかも。
スタートが早ければゴールも近くなります。早目のチャレンジを心掛けてみてください!
(石井 順子/ファイナンシャルプランナー)
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