東京スカイツリーを撮り続けた「超高層ビルマニア」

スカイツリー定点観測所サイトの管理人・中谷幸司氏が自身の撮った写真や動画を説明してくれた

 2011年3月18日に「世界一の高さのタワー」に到達した東京スカイツリーが11月17日、「ギネス世界記録」に認定された。同日のニコニコ生放送では特番が放送され、スカイツリー定点観測所サイトの管理人である中谷幸司氏が出演し、スカイツリーに対する熱い想いや、撮影時のエピソード等を語ってくれた。

 東京スカイツリーは自立式電波塔で、都心部の高層ビル群よる電波障害の低減などを目的に、2008年7月から建設が開始された。2011年3月18日には「634メートル」に到達し、それまで世界一だった中国の広州タワー(600メートル)を追い抜いた。それを受け今月17日、ギネス認定式が行われた。

 東京スカイツリーを定点観測している中谷氏は、さまざまな場所から東京スカイツリーを含めた景色を撮った動画・写真を公開している。番組の冒頭、なぜ東京スカイツリーの定点観測をするようになったのか? と質問されると、高いところが大好きで超高層ビル”マニア”だという中谷氏は、「東京スカイツリーが自宅からもともと見える位置だったため、一から同じ地点で観測すれば面白いだろうと思って」と理由を述べた。

 中谷氏は”趣味”で、ヘリコプターやセスナ、そして飛行船からも空撮を行っており、司会の井上トシユキ氏が驚くと、「でも、知り合いは空撮を24、5回行っているので、その人に比べるとまだまだです」と返答。また東京工業大学から撮影した写真を紹介している時には、「東工大の学園祭の時期をチェックして、学園祭が行われた日にここぞとばかりに行きました」と熱く語っていた。

 そして中谷氏が撮った定点観測動画が流れると、工事が始まる前の何もない状態から、現在のスカイツリーの状態まで成長する姿が映り、視聴者からは、「すごい、もう一度見たい」と称賛の声(コメント)が多く上がった。中谷氏は2012年5月22日に予定されているスカイツリー開業後、絶対行くと言い、「眺めるのだけが楽しみ。食堂なんかどうでもいいので、あとは景色だけですね」と笑いながら話していた。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]定点観測の動画からから視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv71091061?po=news&ref=news#50:10
東京スカイツリー定点観測所
http://tokyo-sky-tree.seesaa.net/

(昌山達郎)

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