モバイル用『Flash Player』はあと1回アップデートされることが判明 『AIR』と共にPC用最新版と同等の機能実装へ
アドビ システムズが11月10日にモバイル用に提供している『Flash Player』の開発を終了することを発表、その直後の11月11日にAndroid用『Flash Player 11.1』がアップデートされましたが、最後のアップデートがもう1回予定されていることが明らかになりました。同社が11月18日にプレス向けに開催した『Adobe Creative Cloud』と『Flash』プラットフォームに関する説明会で明らかになったもの。同説明会の詳細については、後日記事にします。
10日のアドビの発表では、『Flash Player 11.1』次期バージョンを最後に今後登場するチップセットやブラウザ、OSのバージョンに向けた開発はしないと明言していましたが、11日のアップデートはこれに該当しないようです。
機能面では、10月に公開されたパソコン(PC)の『Flash Player 11』で実装されたハードウェアアクセラレーションによる2D/3D描画機能“Stage 3D”、振動コントロール、光センサ、デュアルスクリーンなどハードウェア機能のAPI(Application Programing Interface)やActionScript以外の言語で書かれたライブラリと連携する“ネイティブ拡張”がモバイル用にも実装され、PC用最新版と同等の機能を実現。以降、新機能の追加はなく、既存の端末でのバグ対応やセキュリティのアップデートを継続します。
この『Flash Player』アップデートでは、アプリケーション実行環境『AIR』についても同時にアップデートを実施。『AIR』形式で書き出したモバイル用アプリでもPC用最新版の『Flash Player』と同等の機能が実現し、同社は『AIR』については今後も開発を継続していきます。
※画像は『Androidマーケット』より引用
参考記事:
モバイル向け『Flash Player』は次期版の11.1で今後の開発を終了 アドビが正式発表
https://getnews.jp/archives/151107
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
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