“かなわぬ夢もある”は早く子供に教えるべき!? 『島耕作』の作者が語る現実

「島耕作」流、夢のかなえ方 弘兼憲史 漫画家(日経新聞)

 「現実の世界では夢はいつもいつも、かなうものではありません。かなわない夢だってある。そんな現実を、子どもたちに早く教えた方がいいと思います」――。漫画『島耕作』シリーズの作者として知られる弘兼憲史さんが連載しているコラム「弘兼憲史のダイレクトメッセージ」(日本経済新聞)において、2011年11月15日に公開されたこのような内容がインターネットで話題になっている。

 コラムの中で、弘兼さんは、

「『願えばかなう、だから夢を持ちなさい』というのは、1つの考え方としては理解できます」

とした上で、

「ただ現実の世界では夢はいつもいつも、かなうものではありません。かなわない夢だってある。そんな現実を、子どもたちに早く教えた方がいい」

「現実を知るというのも大切なことなのです。夢にもかなうものとかなわないものがある。いつまでも夢を見続けるというのは、必ずしも幸せなことではない」

と主張。その上で、弘兼さんは「夢には期限を付けるべき」とし、そのためには「自分を客観的に見なければいけません」とのアドバイスを述べている。

 このコラムに対して、ツイッターでは「その通り」「ある意味正論だ」といった理解を示す意見が見られた。一方で、「夢も死ぬまで追って良いと思う」「やれば出来る夢もある」など反論する声もあった。みなさんはどう思うだろうか。

◇関連サイト
・弘兼憲史のダイレクトメッセージ – 日本経済新聞(2011年11月15日)
http://s.nikkei.com/vL7owr

(山下真史)

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