石づきはどこ? 新種のしいたけ「まるしいたけ」の形が可愛すぎる

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届いた「まるしいたけ」のパック

ダイエットや健康を気にする人たちに、カロリーも低く、食物繊維も豊富で、お助け食材として人気なのがキノコ類。

キノコ類でまずはじめに思い浮かぶのが、しいたけではないでしょうか?

匂いがちょっと苦手という人もいるが、その匂いが好きという人もいます。

できれば毎日、欠かさず取りたい食材ではありますが、「石づきを取るのが面倒」、「ゴミがでるよな~」などと、一人暮らしの人や男性は、面倒に思うことも多いはずです。

料理好きの中には、石づきを使って出汁をとり、ゴミを出ないようにして活用している人もいますが、それはそれで時間も手間がかかってしまいます。なるべくなら処理の手間を省いて、ゴミも少なくしたいというのが本音です。

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「それなら石づきがなくなればいいんじゃない?」という発想をやってのけた所がありました。

それは、神戸にある「神戸しいたけ研究所」。

元々、しいたけは普通に栽培しても、時々突然変異で石づきのないものが育つことがあるそうです。

「それを毎回栽培できるようにしたらどうか?」と、「しいたけ研究所」が10年以上の歳月をかけて研究開発を行いついに完成!

しいたけから「まるしいたけ」だけの菌を取り出して、交配を繰り返した末に、「まるしいたけ」だけを栽培することに成功し、大量に生産することもできて販売に至りました。

交配を繰り返したと聞くと、「遺伝子組み換えなのでは?」とちょっと気になってしまうけれど、それも心配ご無用。

一切、遺伝子組み換えを行っておらず、完全無農薬で栽培されており、安心、安全の食材で、まさに時代のニーズにあった食材ができたというわけ。

厳密に言えば、石づきはなくなったわけではなく、椎茸の傘の中に取り込まれています。

形は従来の椎茸とは異なり、マッシュルームのような丸みをおびた姿で、色はシメジのような薄い色で、見た目が丸いので「まるしいたけ」と命名。

現在は、神戸付近の限られたスーパーでしか購入できませんが、「神戸しいたけ研究所」のコーポレートサイトからも購入もできるので、取り寄せて料理をしてみました。

「まるしいたけ」を調理!

注文して数日後、届いた「まるしいたけ」を見て、思わず「かわいい」と口に出してしまったほどまん丸なしいたけ。

1パック6個入りで(300円~)と、しいたけにしては少々値段は張るけれど、今後市場が拡大されていけば、おそらく値段は下がるのではないかと願っています。

パックをあけて匂いをかいでみると、思ったほどしいたけ独特の香りはしなくて、しいたけ好きの筆者にとってはちょっと物足りなさを感じたりして……。

まずは、スライスして断面を確認。

ちょっぴり色が変わっているところがあって、多分それが従来の石づきにあたる部分のよう。

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石づきを取る作業をしなくていいなんて、なんて楽なの!

さて、いかに調理をしましょうか?

やはり、最初はそのままの味を試してみたいと思い、スライスした「まるしいたけ」をフライパンで焼いて、塩をかけて食す!

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ふにゃっというより、コリッとした食感の「まるしいたけ」。

石づきの部分は、さらにコリッとしており、硬さを感じました。

ちょっとばかり、この硬さが気になってしまうけど許容範囲です。

焼いても、しいたけ独特の香りはさほど強くないので、「匂いが苦手」というしいたけ嫌いの人でも、この「まるしいたけ」なら、食べられるのではないでしょうか?

しいたけが苦手というあなた! トライしてみる価値ありますよ。

引き続き、野菜炒めも作ってみました。

これは、塩、コショウ、醤油で味付け。

他の野菜とのバランスもよくて、なかなか美味しくできました。

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味は絶対条件ですが、やはり下処理の手間が省けるのが何よりもうれしいですね。

夏にバーベキューをしたとき、これならスライスするだけなので、ゴミも出ません。

ホント、ゴミが出るのってイヤだもんね。

「まるしいたけ」を買ってきて、スライスするか、カットするかして調理するだけなら、男性諸君も気軽にしいたけ料理を楽しめるはず。

椎茸料理定番の「椎茸の肉詰め」には、不向きの形だけど、くりぬいてしまえばそれもできますね。

他のキノコと一緒に、キノコパスタなんて作ったら絶対に美味しいと断言できます。

この大きさなら、冬だったら丸ごとシチューに入れてしまってもいい。

いや~、見ているだけでも楽しくなってしまいます。

きのこは、そのまま冷凍すると栄養価も高まるというから、たくさん買ってストックして、常備菜として置けるから、早く近くのお店で売ってくれないかなあ~。

しかし、この「まるしいたけ」は、前述したようにまだ神戸の一部のスーパーとネット販売でしか手に入らないまだまだ貴重な食品です。

筆者も、神戸市内のスーパーやデパートを数店チェックしましたが、みかけたことはありません。

早く食べてみたいという方は、「神戸しいたけ研究所」にアクセス。

クール便で配達してくれるので、取り寄せてみたらいかがでしょうか?

取材協力

神戸しいたけ研究所

住所:兵庫県神戸市兵庫区中之島1-1-3南棟F

電話番号:078-672-8215

ウェブサイト:神戸しいたけ研究所 – 川崎青果株式会社

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:Jeana

Jeana

三重県生まれ。ライター。編集プロダクションを経てフリーに転身。webを中心に活動中。食べることには目がなく大食漢。プリン、モンブランを見つけると食べずにはいられないが、一方でオーガニック、グルテンフリーにも興味津々。

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